スポーツ

宮原知子、恥ずかしがり屋が見せたガッツポーズに込めた「万感の思い」

 フィギュアスケート全日本選手権で4連覇を果たした宮原知子選手。左股関節の疲労骨折という大ケガからの復活だけに、本人も周囲も、その喜びは並々ならぬものであったようだ。

「ケガしてからは、本当に辛い練習の日々だったようですね。氷上での練習ができない時期はもちろんですが、氷上に戻ってきてからもジャンプなどの大きな技の練習ができないというのは、どうしても焦りが出てきてしまうものです。同じリンクでは、ほかの選手が自由に滑って練習していますからね」(スポーツライター)

 しかもそれが、努力家で人一倍練習することで知られる宮原選手だけに、焦らず地道に…とわかっていても、はやる気持ちを抑えるのに苦労したことは想像に難くない。

「氷の上に立てないのであれば、映画や音楽を聴いて自身の感性を磨き、休みが必要な時は骨密度を高くするために食べる量を増やすなど、滑る以外の努力を積んできたようですね。復活した宮原選手ののびやかな滑りを見ると、表現力がさらに増したように感じました」(前出・スポーツライター)

 そんな宮原選手が、全日本で満足のいくフリーの演技ができた時には、珍しくガッツポーズで喜びを表した。昨シーズンはコーチと、あえてガッツポーズの練習をしていたほどの恥ずかしがり屋だった宮原選手が思わず握った拳には、復活できた喜びとこれまで続けてきた努力、そして支え続けてくれた濱田美栄コーチへの感謝がこめられていたのではないだろうか。

(芝公子)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」
5
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係