社会
Posted on 2018年01月17日 17:55

2018年がわかる「激動の核心」<天変地異>(2)阿蘇山噴火で火砕流が原発に

2018年01月17日 17:55

 今年は富士山の「宝永大噴火」から311年目にあたる。

「富士山はこれまでの歴史で、噴火が300年なかったことはありません。ですから、相当マグマがたまっていると予想されます」(島村氏)

 イギリスの研究者が15年に発表した「世界で最も危険な火山ランキング」で、第4位に選出された阿蘇山も要注意だ。

「西日本火山帯でいうと、阿蘇山の噴火によって火砕流到達の危険性を認め、(愛媛県の)伊方原発の運転差し止めを命じた広島高裁の判決は画期的でした。日本でカルデラ噴火(破局的噴火)の発生は6000年周期と言われていますが、約7300年起きていません。我々はその日本に住んでいることを忘れてはならないと思います」(前出・島村氏)

 日本列島を襲う脅威は「地殻激動」に限らない。

 防災ジャーナリストの渡辺実氏は、昨年12月に太平洋赤道域で確認されたラニーニャ現象を異常気象の原因として、次のように語る。

「日本では早くから寒さが厳しくなったのも、その影響です。今後について、梅雨は短く、夏場は猛暑になる可能性が高くなりそうです」

 昨年12月22日からフィリピン南部を襲った季節外れの台風は、死者200人以上という大きな被害をもたらした。

 台風の勢いを示す「ヘクトパスカル」は、数値が小さければより強大となる。59年に発生し、5000人以上の犠牲者を出した「伊勢湾台風」は895ヘクトパスカルだったが、今年はこれをしのぐ、最大風速80メートル級のスーパー台風の襲来が予想されるという。

「台風が発生、発達するには海面の水温が28度以上あることが条件と言われています。日本近海の四国や九州の南海上の海面水温は近年、28~29度と高い水準をキープしており、今年はさらに高まることも考えられます」(前出・渡辺氏)

 これまでのケースでは、日本の南海上で発生した台風は、上陸するまでに勢力が衰えていたものだが、

「ラニーニャ現象の影響で、衰えるどころか勢力を増してやってくる可能性もあります。仮に800ヘクトパスカル台前半のスーパー台風が上陸となれば、フィリピン同様に、多数の死者が出るかもしれません」(前出・渡辺氏)

 備えだけは万全を期したい。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク