しかし、綾瀬が単なる"天然ボケ"女優では、ここまでの"出世"はなかった。以前に綾瀬と同じ作品に参加したことのあるスタッフが明かす。
「彼女はとても真面目な性格で、演技でわからないことがあったら、納得いくまで監督と話し合う。ドラマのシーンに応じて、体重を増減するなど役作りにも厳しい。そんな演技に対する真摯な姿勢が、共演者やスタッフからも評価されています」
主演映画「僕の彼女はサイボーグ」(2008年)では、京劇の舞台に紛れ込んだシーンで、演技にのめり込むあまり、暗幕に隠れた鉄骨にぶつかり、鼻の骨を折ったこともあるという。
「尊敬する女優に山口百恵や、『白夜行』(TBS系)で共演した八千草薫、『HERO』(フジテレビ系)で共演した松たか子など、幅広い年齢の女優をあげるほど研究熱心。いわゆる"芸能界ズレ"もしていなくて、同年代の女優やタレントが夜遊びや合コンに興じているのに、彼女の私生活はいたって地味です。オフの日でも、一日中自宅でDVD鑑賞や読書三昧で本人いわく"引きこもり"っぽく過ごしているそうです」(事務所関係者)
前出・石川氏も芸能界での評価の高さは折り紙つきだと話す。
「彼女と一緒に仕事をした人は皆、礼儀のよさを絶賛しています。プロデューサー、共演者などが口をそろえて『(綾瀬と)もう一度仕事をしたい』と言っていますね」
真面目で純粋、業界にスレていないところが大物プロデューサーや監督に気に入られ、次々と仕事のオファーが舞い込んでくる。公私ともに"おじさまキラー"と呼ばれるゆえんだ。
「05年に出演したTBSのドキュメンタリー番組『戦後60年特別企画「ヒロシマ」』への出演は、実は故・筑紫哲也氏(享年73)の指名によるものだった。綾瀬の祖母も原爆で被曝しており、そのことを知った筑紫氏が綾瀬にオファーを出した。年の差50歳の2人だがロケを通じて親しくなり、綾瀬がプレゼントした沖縄のかりゆしを筑紫氏が番組で着るなど親交が続いていた」(TBS関係者)
08年に筑紫氏が亡くなった時も綾瀬は追悼番組に出演しているが「(追悼番組の収録の帰り道で)どうしてお見舞いに行けなかったのだろう。なぜ何もできなかったのだろう。筑紫さんのことを思い出して、泣きながら家に帰りました」と、切実なる胸の内を告白している。
「鹿男あをによし」で共演した故・児玉清(享年77)と人生について深夜まで語り合ったこともあれば、他にも堤真一(47)や内野聖陽(43)とも親交が深く、とにかく年上の共演者を引き付けてやまないのである。
ジャンルを問わず、一流の大人の男たちと対等に渡り合うところに、彼女が国民的女優にまで駆け上った一面が、かいま見える。
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