スポーツ

日本ハム・金子千尋が引退会見でも空気が読めなかった「悪い評判」

 日本ハムから戦力外を受けて他球団への移籍を模索していた金子千尋が、札幌市内で引退会見を開いた。

 オリックス、日本ハムと18年のプロ生活で130勝94敗の成績だった金子は「まさかここまでプロ生活を送れるとは思わなかった」と語ったが、現役続行が叶わず「1軍で投げる姿をもう1回、見てほしかった」と悔やんだ。

 来年からは特命コーチとして球団に残り、アメリカにコーチ留学するというが、古巣のオリックスOBは「彼で大丈夫なのか」と不安な表情だ。というのも、

「オリックス時代はエースともてはやされるや、運転手を雇って移動を始め、自分の投球以外のことはワレ関セズ。それをそっくりそのままコピーして立ち振舞ったのが、のちに阪神へ移籍した西勇輝ですよ。今でも2人をよく言う後輩があまりいないのは、そのためです」

 引退会見にしても、球団は前日に報道各社へリリースを流して「事前の記事化は控えてほしい」と記載した。ところがそれから3時間も経たないうちに、金子本人が「明日14時より会見をさせていただきます」と告知。これを引用する形で、ネットニュースでなし崩し的に報じられることになった。

「球団広報の準備も全部、台無しだね」

 と報道陣は苦笑いしたのである。空気の読めないエースらしい幕引きだった。

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