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記事全文を読む→「岡山小5女児監禁事件」49歳ニート男の危ない思想と素性(2)学生時代の藤原容疑者とは?
藤原容疑者は、監禁部屋にもなった岡山市北区にある木造2階建の住宅で育った。高校は甲子園常連の私立関西高校に進学。2年の時から進学コースに移ったという。高校の同級生が当時を振り返る。
「クラスでは、『たけちゃん』と呼ばれていた。休み時間は日本の歴史小説を読んで過ごし、男子校だったこともありますが、女性の話題は聞いたことがない。彼は“帰宅部”だったので、授業が終わるとすぐに自転車で帰っていました。いちばん覚えているのは、漫画を描いていたことです。自分から話しかけるタイプではなく、もの静かだったんですが、クラスメイトの人間観察をよくしていた。誰かが先生に怒られたり、何かドジなことをすると、漫画家の蛭子能収のような作風で、4コマ漫画で再現するんです。それがうまく特徴を捉え、笑いのツボも押さえているので、みんなで笑いながら読んでいた」
高校卒業後は、東京の法政大学に進学。卒業後は哲学の勉強をするため、大阪大学大学院に進んだ。しかし、その後の就職先を知る者はほとんどいなかった。藤原容疑者の親族が言う。
「武に仕事先を聞くと『中学校の先生をしたり、海外で仕事していた』とか、『イラストを描いている』とか、聞くたびに話が違うから、何の仕事をしていたのかわからない。30歳ぐらいの時には結婚していた。日本人女性とアジアのどこかで結婚式をあげたと言っていた。子供はいなくて、2年もせずに離婚したようだ」
県外で暮らしていた藤原容疑者は、ここ数年で地元に戻ってきた。親族が続ける。
「藤原家はもともと証券会社に勤めていた父親と母親、姉、武の4人暮らし。5年ほど前に父親が自宅近所の用水路に転落して亡くなり、それからは高齢の母親を出戻りの姉が面倒を見ていた。そこに武が帰ってきて一緒に暮らすようになった。でも、それも長く続かなかった。しばらくして姉が出て行き、今年春頃には、母親が介護施設に入所。私には武が追い出したようにも見えたけど‥‥」
近所づきあいもいいほうではなかったようだ。近隣住民が述懐する。
「町内会で毎月2000円を徴収するのですが、4月頃から拒むようになりました。何度か訪問してようやく支払ったのですが、数日後に『自分は母の介護で週末しか帰ってこない。だから支払うのはおかしい』と返金を求めてきた。でも、週末だけじゃなくずっと住んでいたようでしたが‥‥。気難しい印象を受けたので、それからは、接することはなくなりました」
周囲と距離を置く中、別の近隣住民はこんな姿を目撃している。
「体を鍛えるのが趣味だったようで、朝、晩のどちらかはジョギングをしていた。岡山県内のマラソン大会に出場して、完走したこともあるそうです」
一方で仕事に行く姿は、近隣住民に取材をしても誰も見ていなかった。親族はこう証言する。
「母親の両親が岡山県内の大地主。親族の中で財産分与があって母親のものになった。その恩恵なのか、武がお金に困っている様子はなかった」
漫画やイラストを描くことは好きだったようだが、普通に結婚もし、異常な性癖を周囲に見せることはなかった。そんな藤原容疑者だが、お金に恵まれ、自宅で1人になると、監禁部屋に“投資”を始めるのだ。
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