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西武・山川穂高に王貞治は「絶対NO!」の巨人・DeNA・中日・日ハム「四つ巴」争奪戦

 女性スキャンダルで球団から無期限公式戦出場停止処分を受けている、西武・山川穂高内野手の獲得に向けた水面下の争奪戦が始まった。 日本野球機構(NPB)が9月11日、「国内フリーエージェント(FA)権取得選手として山川選手が公示される見込み」としたからだ。

 山川は4月10日から出場登録を抹消されたが、同27日の2軍戦に出場するまでの期間が故障者特例措置制度により「1軍登録日数」として加算されることになった。この件は西武がなんと7月にNPBへ依頼をしており「山川放出→来季は他球団で復帰」というシナリオを描いたということになる。

 9年の選手生活で3度の本塁打王になった山川だけに、多くの球団は欲しいのが本音だ。野球担当記者によれば、

「各球団は炎上を恐れてファンの声や世論の動向を注視しながら、複数の球団が横並びで山川獲得に動いている状況と言われています」

 それも、西武が来季影響を受けないセ・リーグが多い。まず巨人だ。親会社の読売新聞はもちろんスキャンダルを嫌うが、主力の坂本勇人の女性スキャンダルは球団が全面的にフォロー。全権を持つ原辰徳監督でさえ2012年、選手時代の女性問題が報じられ謝罪した過去を持つ。来季について自身の去就は微妙だが、

「原監督本人は来季に向けた補強構想が間違いなくある」(前出・記者)

 山川と同じくスキャンダルが発覚して日本にやってきた助っ人がいる。MLBでサイ・ヤング賞を獲得したバウアー投手だ。DeNAへの電撃移籍にあたってはMLB史上最年少の女性代理人でもあるレイチェル・ルーバ弁護士の存在も大きいが、スキャンダル慣れしているうえソトとの契約が今季満了を迎えるため、山川は欲しいところだろう。

 中日も山川獲得を調査する球団のひとつ。54歳の立浪和義監督と47歳の西武・松井稼頭央監督はPL学園の先輩後輩の関係。

「学年では絡んでいなくてもPLの上下関係はプロ野球界では絶対ですから」(西武担当記者)

 またパ・リーグでは来季続投が有力な日本ハム・新庄剛監督も獲得に乗り気だという。

 山川にとって自業自得なスキャンダルがなければ、胸を張ってソフトバンクへ「5年30億円」という契約でFA移籍するはずだった。今季成績不振のソフトバンクも喉から手が出るほど山川は欲しいが、王貞治会長は断固「NO!」を貫いている。

(小田龍司)

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