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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「高見沢俊彦(THE ALFEE)」(3)お酒はフィギュアを肴に楽しみます
テリー ブレイクするまでの9年は大変でしたか。
高見沢 ええ。THE ALFEEはいちおう3人で役割を決めていて、坂崎が宣伝部、桜井は営業部、僕は曲を作る制作部。で、坂崎はラジオでけっこうバンドの名を広めてくれて、桜井の歌も認められてきて、コンサートも小ホールぐらいは埋められるようになったんですけど、肝心のヒット曲がないんです。この時期はつらかったですね。
テリー プレッシャーはありましたか。
高見沢 直接、宣伝部と営業部から「高見沢、そろそろヒット曲書け」って言われましたから(苦笑)。
テリー うわあ。
高見沢 スタッフに言われるならまだしも、メンバーに言われたのは、けっこうきつかったですね。最初ジョークだと思ったから、「お前、それ、きつくねえか?」って答えたら「いや、本気だよ」って返されて、「あ、そうですね」っていきなり敬語になったりして。
テリー ヒット曲って狙って作れるものですか?
高見沢 いや、無理ですね。僕、坂崎と会うまで、フォークミュージックはまったくわからなかったんですよ。でも、バンドの初期はその路線だったもので、「○○みたいな曲にしろ」って言われたことを鵜呑みにして作っては、ことごとく外してました。やっぱり「メリーアン」をきっかけにして、自分の好きなものをやるのが一番なんだってことに気づかされました。
テリー やっぱり、そんなものだよね。ところで、“好きなもの”と言えば、高見沢さんはけっこう多趣味じゃないですか。歴史方面も好きなんですってね。
高見沢 好きですね。戦国武将とか。
テリー いちばん好きな武将は誰ですか?
高見沢 やっぱり織田信長です。いろんな意味でパイオニアですよ。兵農分離、楽市・楽座とか、新しいことを次々と始めたり、家柄に関係なく豊臣秀吉や明智光秀のような実力のある人をどんどん登用していったじゃないですか。西洋マントをつけたり、ワインも飲んだり、常に新しいものを取り入れてましたよね。
テリー うん、すごく感覚が新しかったね。
高見沢 あとは権威を否定して、徹底的に戦ったところ。朝廷とも戦ったし、当時の堕落した坊主たちと対立して、比叡山の延暦寺を焼いちゃった。とにかく、全てにおいて、それまでの戦国武将より突出した存在だと思うんですよ。
テリー 家では、そういう本を読みながらお酒を飲んだりしてる?
高見沢 そうですね、あとは並べてあるフィギュアを眺めたりして(笑)。僕、ウルトラマンや鉄人28号みたいな、昔のヒーローが大好きなんですよ。
テリー 今放送中の「ウルトラマンオーブ」の主題歌も、高見沢さんが作ったんですよね。
高見沢 そうなんです、好きが高じて(笑)。去年、「ウルトラソング ヒーロー列伝」というアルバムもプロデュースさせてもらいました。
テリー いいなぁ。楽しそうに仕事してますよね。
高見沢 あ、そうだ。以前、何かの番組でお会いした時に、テリーさんも鉄人28号がお好きだって言ってたじゃないですか。実は今日、テリーさんにおみやげがあって。鉄人28号と、そのプロトタイプの26・27号のソフビ人形です(と紙袋から人形を取り出す)。
テリー いやあ、うれしいなあ。玄関に飾ります。
高見沢 ちょうど3体なので、並べてもらってTHE ALFEEだと思っていただければ(笑)。
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