芸能

天才テリー伊藤対談「ジミー大西」(4)ジミーちゃんって唯一無二の存在だ

テリー そうか、ジミーちゃんの奥さんは元マネージャーさんだよね。

ジミー はい、それもスペインにいた時の話なんですけど、向こうの人って日本みたいに仕事の締め切りをちゃんと守らないんです。例えば「絵を飾る額は来週までに完成させて」って約束しても、まず上がってこないんです。

テリー まあ、海外ではよく聞く話だよね。

ジミー 個展の準備でそのマネージャーが来ていたんですけど、そんなことがあると滞在期間が延びるじゃないですか。でも、その追加費用は吉本が出してくれないんです。

テリー そこもまた、実に吉本っぽいね(笑)。

ジミー その時、2LDKの部屋で住んでたので、「うちに泊まったら、タダやん。部屋には鍵もかかるし」って、1週間の予定で泊めることにしたんです。

テリー 優しいじゃん。

ジミー やっぱり帰られると、僕も寂しいから。で、お弁当作って散歩に行ったり、ガウディのサグラダ・ファミリアなんか一緒に観光もしたりしているうちに、そんなムードに‥‥。

テリー アハハハハ! そうか、昼間はヌーディストビーチでムラムラしてるんだもんなァ。でも、きっと彼女のほうにも恋愛感情はあったんだろうね。だって、そのあとちゃんと結婚してくれてるんだから。ところで話は変わるけど、ジミーちゃんは絵を描いている間も、テレビでバラエティなんか見ていたと思うけど、正直、外から見てどんな印象だった?

ジミー いや、みんなすごいな、と。若手もうまくて、おもしろい人ばっかりで、僕、まったくかなわないと思いますね。

テリー ウソでしょう? だって、自信がなかったらバラエティに戻ってこれないんじゃないの。

ジミー いやいや、僕は本当にトークもうまないし、バラエティにも自信がないのが正直なところなんです。だから今は戻ってはみたものの、「さて、これからどうなっていくんかなァ?」みたいな感じで、自分でもようわからんのです。

テリー でもね、今日こうやってジミーちゃんと話させてもらってあらためて感じたけど、やっぱりジミーちゃんにしかない味、笑いがあるよね。

ジミー あ、それはこの前、浜田(雅功)君と一緒にロケに行った時にも、「お前みたいなヤツ、他におるかなと思うたら、おれへんな」って言われました。

テリー うん、俺もそう思う。今、芸人さんがみんなおもしろすぎたり、うますぎるところが、逆に嫌みになっちゃう時があるんだよね。その中で、ジミーちゃんみたいな存在は唯一無二だし、貴重だと思うんだよなァ。

ジミー そんなもんですかね、自分のことだからよくわかりませんけど。

テリー そうそう、だから気にすることはない、好きなようにやりなよ。それに芸能活動をすることで、また絵の方面でインスピレーションも湧くようになるんじゃないの?

ジミー そうですね。今は暇な時にテントウムシとか描いてみたり、前よりは気楽に描けるようになってると思います。

テリー そうだよね。何だって、専念すると疲れちゃうよな。

ジミー ええ。お笑いでも期待されると逆にスベって、「ええっ?」っていうのがようありますから(笑)。

テリー それも笑いに変えちゃうのがジミーちゃんの強みだからな。ホント、これからも頑張ってよ。

◆テリーからひと言

 本人が特におもしろくする気もないのに、場が盛り上がる。それはやっぱり才能だし、それを持ってるのは特別な人だよ。ジミーちゃん、ずるいよなぁ。実にうらやましい存在だよ。

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