スポーツ
Posted on 2018年06月28日 16:50

西野ジャパン、決勝T進出を阻む“もう一つの難敵”は「テロを巡る二次被害」!

2018年06月28日 16:50

 日本のグループステージ突破を阻む難敵は、ポーランドではなく、ロシアの“当局”のようだ。

 サッカーW杯ロシア大会で、グループステージ突破、決勝トーナメント進出に向け、日本代表が調整のためにカザンに到着したのは、6月26日。大会中は同地を拠点と決めていたので、「セネガルとの第2戦を戦ったエカテリンブルクから戻った」と言うべきかもしれないが、移動時間は距離にして約950キロ、バス移動で12時間ほどと言われる。それが、今回は、15時間近くもかかってしまったという。

「警備隊による検問、検問、また検問、ですよ…。試合会場地が近くほど警備も厳しくなっていったそうです」(関係者)

 ロシアはテロ被害の多い国でもある。今大会の試合会場と一つとなっているサンクトペテルブルクでは、昨年4月、大規模な地下鉄爆破事件も起きている。政府、警察当局は万が一のことがあれば、世界的に恥をさらすことになると、検問警備を徹底していた。

「一般市民が利用するバスをいきなり止めて、警察官が入ってきて、パスポートや身分証を一人ずつ確認して回るんです。自動車に対しても同様で、観光客がたむろしているような店先にもつかつかと近づいてきて、パスポートのチェックですよ」(特派記者)

 さすがに代表選手のバスには乗り込んでくることはないというが、その厳しい検問で道路は渋滞となり、その影響で選手の移動バスも動けなくなってしまったのだ。前出の特派記者によれば、検問中の警察官は話し掛けても無視、愛想良く振る舞ってもマユ一つ動かさないそうだ。

 移動の長時間化で、日本の選手たちはちょっとお疲れ気味。もし、ポーランド戦に影響が出たら、“テロ”の間接的な被害と言えるかもしれない。

(スポーツライター・飯山満)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/15発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク