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記事全文を読む→阪神・矢野監督の“読書野球”は「トラの悪しき伝統」を変えられるか?
矢野燿大監督の表情は複雑だった。「NPB AWARDS 2018」が都内ホテルで開催され、阪神二軍を8年ぶりの優勝、12年ぶりのファーム日本一に導いた矢野監督と、二軍選手5名が表彰された(11月28日)。しかし、肝心の一軍選手はゼロ。最下位に沈んだとはいえ、あまりに寂しい結果だった。
「来シーズンはぼくも立場が変わり、一軍の監督となります。来季は一軍でこのアワードにたくさん、選手が呼んでもらえるように」
矢野監督は前向きに話していたが、真っ先に取り組まなければならないのが、「悪しき伝統」の払拭。阪神には万年最下位の暗黒時代から継承されてきた言葉がある。「チャンスはピンチ、ピンチは大ピンチ」──。
つまり、二軍で好成績を挙げ、一軍昇格した若手は甲子園の大声援に緊張してしまい、好機で代打起用されても、何もできないという意味だ。ピンチの時は言うに及ばず、だ。
「阪神といえども、二軍戦の観客数はさほどではありません。矢野監督は今季、自身の下で奮闘した二軍選手を一軍昇格させるつもりですが、大観衆の前で野球をやったことがない若手が『悪しき伝統』を変えられるかどうか、心配です」(関係者)
矢野監督は心理学の本を読みあさってきた。来季、その読書効果も問われそうだ。
(スポーツライター・飯山満)
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