スポーツ

プロ野球「火薬庫男」たちの遺恨爆弾(1)まず菅野ありきのシフト

 超大型新人の登場や大物選手の移籍などで、今年のキャンプは例年になく話題豊富な気配。いやそれどころか、スタートを目前にして、早くもドロドロ、バチバチの遺恨バトルが勃発しているのだ。セ・パのプレシーズンを盛り上げる火薬満載男たちの危険な「調整ぶり」を、本誌が極秘巡回チェック!

 原辰徳監督(54)の1億円不倫スキャンダルもどこへやら、圧倒的戦力で連覇をもくろむ巨人に早くも暗雲が垂れこめている。ここ数年、守護神不在が続く中で、監督に「指名」された澤村拓一(24)が反発を強めているのだ。巨人担当記者が語る。

「今季から3時間ルールが撤廃されるため、原監督は中継ぎ、抑えの層を厚くしたい。元来、山口鉄也(29)、昨年32セーブの西村健太朗(27)、マシソン(28)がいるうえ、さらにストッパー候補としてメジャーからアコスタ(31)を補強した。しかし原監督は、彼らでは完璧とは言えないと考え、先発の澤村に転向を打診したのです」

 なぜ澤村なのか。球団関係者が、その舞台裏を明かす。

「監督が言うのは、『澤村は2年間で21勝21敗(1年目11勝11敗、昨年10勝10敗)だろ。2桁勝つといっても貯金を作れていない現実がある。それなら抑えのほうがいい』。制球が不安定だったり急に崩れたりするのは、先発としてのペー

ス配分を考えるから。1イニングならあの速球でグイグイ押せる、というわけです。ところが本人は先発にこだわり、嫌だと言っている」

 しかも‥‥この球団関係者は別の事情があったことも暴露するのだ。

「鳴り物入りで入団した菅野智之(23)ですよ。原監督はすでに先発ローテーションの一角に想定しており、内海哲也(30)、杉内俊哉(32)、ホールトン(33)、そして成長著しい若手の宮國椋丞(20)、あるいは小山雄輝(24)などが定着すれば、澤村ははじき出されることになる。そもそも昨オフに東野峻(26)、金刃憲人(28)の先発2枚を気前よくトレード放出し、香月良太(30)、阿南徹(28)の中継ぎをオリックスから獲得したのも菅野の存在があったから。まず“菅野ありき”なんです」

 キャンプイン前にもかかわらず、未知数の新人「重用」に、

「チーム内の何人かの選手は澤村に同情的で、明らかに菅野に押し出されたと思っている。キャンプ、オープン戦で周囲を納得させるだけの実力を見せたあとならいいのですが、それもこれも、菅野が原監督の甥という立場だからです。もし結果を出さないのに、なおも監督が菅野にこだわるようなら、火種は本格的に炎上するでしょう」(前出・巨人担当記者)

 失意の澤村は内海に説得されたと言われ、「ここをいけ、と言われたところでやっていく。キャンプ、オープン戦で結果を残していけばポジションも取れる」との軟化発言が出たものの、

「球団職員も『澤村は受け入れるから大丈夫だ』と言っていた。しかし澤村は本音ではまったく納得していない」(スポーツライター)

 キャンプ中、原監督の再説得工作に、澤村はどう応戦するのか──。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身