スポーツ

FA人的補償の真相!広島は事前に巨人に「揺さぶり」をかけていた

 フリーエージェント補強の代償で、原巨人は内海哲也、長野久義といった主軸の生え抜きを喪失した。両ベテランとも他球団のドラフト指名を蹴って巨人入りした経緯もあるだけに、ファンの衝撃はまだ続いている。

「内海、長野がプロテクト名簿から外れていたことに、ファンは驚いています」(スポーツ紙記者)

 そんな人的補償の舞台裏も見えてきた。松田元・広島オーナーはプロテクト名簿を受け取る前から、巨人を揺さぶっていたのだ。

「松田オーナーみずから、巨人の球団事務所に電話を入れてきました」(球界関係者)

 松田オーナーは「阿部とか(名簿から)外していませんよね?」と聞いてきた。額面通りなら、高額年俸のベテランが名簿漏れしていれば、遠慮なく引き抜くという意味になる。もっとも、巨人サイドは「阿部発言=若手を名簿漏れさせるため」と読んで失敗したようだが、こうした「陽動作戦」は今回が初めてではなかった。

「大竹寛をFA獲得したときも、『大田泰示を外してくれ』と、事前に電話があったんです。当時の巨人は『(広島に)行かせられない』と突っぱねたそうですが」(前出・球界関係者)

 一岡を引き抜き、中継ぎの主要投手に育てあげたのは説明するまでもないだろう。広島は丸佳浩の引き止めができないとわかった時点で、巨人に揺さぶりをかけるのを決めていたようだ。巨人は広島との対戦カードで2年連続の負け越し。駆け引きにおいても、広島が一枚も二枚も上手のようだ。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
4
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
5
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか