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記事全文を読む→「長寿世界一」は渦中の香港!理由はその「生活習慣」だった
「逃亡犯条例」改正案を巡り抗議活動が過熱し、警察当局との対立が深刻化している香港。
この香港、実は長寿世界一だという。厚生労働省によると2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳で男性が81.25歳。それぞれ、世界第2位、第3位で日本も立派な長寿国なのだが、国際比較すると、香港は男女ともに世界一だ(2017年の統計で女性が87.66歳、男性が81.70歳)。
香港と言えば100万ドルの夜景が有名。狭い土地に700万人が暮らす高層ビルが林立する都市。一般的には健康とかけ離れたイメージがあり、長寿世界一は意外な感じを持った人は多いかもしれない。しかし、長年旅行業務に携わり年間数十回は香港に行っている島村隆司氏は言う。
「香港はビルばかりのイメージがありますが、意外に公園や緑地が多い。また山や海に囲まれて自然も豊か。その自然のなかで老人たちは早朝、太極拳などの運動で一汗流す。そしてその後仲間と飲茶を楽しむんです。その楽しみはお茶や点心だけでなく、“おしゃべり”。とにかく大きな声でよくしゃべる。日本のように老人が1人で食事をするということは少ないです」
香港の老人には「適度な運動」と「コミュニケーション」「ストレス発散」があるのだ。
「健康で長寿の秘訣は“きょういく”と“きょうよう”と“きょうかい”が必要だと言われている。つまり、今日行くところがある。今日の用事がある。今日も会話がある。つまり生きる日々の気持ちに目的、張りがあるということです。香港の老人を見ていると、そう思います」(島村氏)
そしてさらに香港の健康長寿の元になっているのが“医食同源”に基づく“食”なのだという。
18年に「元氣食堂おいしい長寿食」(プレジデント社)を著した中医学の楊さちこ博士は、香港の長寿世界一は、なるべくしてなったと、その著書で語っている。
〈香港人の健康長寿の三大ポイントは3つある。ひとつはいつもゆるゆる、温かいからだ。2番目がきちんと食べて消化・吸収、そして排出。そして季節に沿った体調管理。この3つを毎日の食事で実践しているから〉
その食事というのがこうなのだ。【1】物全体を丸ごと、皮などもそのまま食べる。【2】消化しやすいもの【3】栄養補給しやすいもの【4】水分補給しやすいもの【5】老廃物をきちんと排出できるもの【6】季節に沿ったもの【7】温かいものを食べること。
〈そのため、香港人は毎日スープを飲むのです。ちょっとした不調は食べもので整えて、薬は本当の病気になってから。それが中医学の考え方〉(楊氏)
健康で長寿は誰しもが願うこと。香港人の生き方をならってみるのも良さそうだ。
(谷川渓)
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