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記事全文を読む→ビートたけしの名言集「『かっこいい』ジュード・ロウとの思い出」
「こないだ『スターリングラード(2001年公開の戦争映画)』観たよ、あれやっぱ面白いな~。あの頃のジュード・ロウはかっこいいもんな」
つい先日、殿が珍しく自宅で偶然観た映画の話をし、さらに珍しく、その映画について褒めた感想を言う一コマがありました。何度もこちらの連載で書いていますが、殿は基本、映画をあまり観ません。これはわたくしの勝手な想像ですが、きっと、殿はぶっちぎりで“映画を観ない監督ランキング1位”ではないかと。
思えば20年程前、殿がヨーロッパの映画祭に招かれ、現地の記者に取材を受けた際、日本の巨匠、黒澤明、溝口健二、小津安二郎らの作品について聞かれ、
「全然観てねーから答えられなかったよ。しょうがねーから、日本に帰ってきてから、とりあえず観といたよ」
と、告白したことがありました。
話を「スターリングラード」に戻します。
「スターリングラード」はジュード・ロウ主演で、第二次大戦時、ロシアに実在したスナイパーとドイツのスナイパーとの攻防を描いた、戦争映画の醍醐味満載、大変興奮する映画なのですが、殿は15年程前にもこの映画をやはり偶然観て褒めていました。ですから、殿の中でかなりお気に入りの映画ではないかと。
ちなみに、殿が2度、3度と話題に出して褒めていた映画は他にも「ダークマン」「シャイン」「イル・ポスティーノ」「ワイルド・アット・ハート」などがあります。さらにちなみに、殿の中で、あまりにも濃すぎて“テレビでやってたら観ずにはいられない、ある意味でクセになる、くさや的映画”ベスト3といえば、映画評論家の水野晴郎さんが撮った「シベリア超特急」、ベテラン俳優・本田博太郎さんが着ぐるみを着て大熱演した「北京原人 Who are you?」、そして自身の監督作「みんな~やってるか?」の3本だと断言しています。この3本は殿いわく、「酒飲みながら観たら、これほど面白い映画はないな」だそうです。
再び「スターリングラード」に話を戻します。
「かっこいい」と褒めた、主演のジュード・ロウに殿は以前、1度会っています。
10年程前、映画PRのため日本を訪れたジュード・ロウが、「タケシキタノに会いたい」と懇願し、殿のテレビの収録現場の楽屋にご挨拶にやってきたことがありました。
この時、ジュード・ロウは、いずれ映画を自分で制作する意向があり、「その時はぜひタケシキタノに監督をお願いしたい」と、熱いラブコールを伝え帰っていったのですが、楽屋からジュード・ロウがいなくなると、殿はすぐさま、
「あいつ、ハゲてたよな?」
と、とんでもないことを言い放ったのでした。ちなみにこのエピソードは5年程前にもこちらの連載で、事細かく書いています。つい、ジュード・ロウという名前に反応して、思わずまた書いてしまいました。そこは何卒、ご了承ください。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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