スポーツ
Posted on 2019年11月12日 05:59

原辰徳監督、“無名コーチ”大抜擢の裏に「33年前の貸し」が!?

2019年11月12日 05:59

 コアな巨人ファンも、「ダレ!?」と思ったはずだ。来季の巡回打撃コーチが11月8日に発表された。それはOBでもある山崎章弘氏だった。「オリックスの山崎福也のお父さん」と言ったほうが伝わるかもしれない。発表と同時に伝えられたプロフィールによれば、1980年、兵庫県・育英高から巨人入りした元捕手で、ドラフト2位の上位指名だったことからもかなり期待されたようだ。

 出場機会には恵まれなかったが、ベテラン記者がこう言う。

「86年、原監督が津田恒実の直球をファールした時、左手首有鉤骨を骨折しました。原監督は病院に直行し、そのカウントの途中から代打登場したのが山崎氏です」

 その後、日本ハムに移籍して引退。中日、日本ハムでファームコーチを務めたが、近年は関西を中心に独立リーグの監督として何球団かを渡り歩いていた。

「その独立リーグでの指導が認められての抜擢です」(球界関係者)

 和歌山県田辺市を拠点に活動する独立リーグチーム(BFL)で監督を務めてきた。BFLでは他の独立リーグとは異なる活動も行っており、その熱心な指導が近畿地区担当の巨人スカウトの目にもとまったそうだ。BFLはいくつかの学校と業務提携し、何かしらの理由で高校野球を続けられなかった球児を集め、“二軍選手”として指導してきた。独立リーグとはいえ、プロ組織が指導するので、高野連には加盟していない。

「中にはアルバイトをしながら野球を続けている子もいます。対外試合も限られており、そこから『上のステージ』を目指すのは並大抵ではありません。山崎氏はそういうワケアリの高校生たちを根気強く指導し、生活指導もしてきたわけです」(前出・球界関係者)

 山崎新コーチは、二軍と三軍を主に担当する。ファームから這い上がってきた選手に話を聞くと、必ず出るのが居残り練習に付き合ってくれたコーチの存在だ。

この大抜擢は、もちろん、骨折退場の後始末をさせた“借り”があったわけではなく、その地道な活動が実を結んだということに尽きるだろう。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年10月24日 11:15

    毎月、設定した通りに投資信託が買われていく。新NISAで積み立て始めて数年、残高が増えるたびに老後の不安が少し遠のく気がする。証券会社に勧められて、パスキーも設定した。ただ、値下がりは想定していても、自分の意思と無関係に保有資産を売買される...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年10月24日 10:30

    イギリスのロンドンから帰国すると、大物俳優の自分がすっかり忘れ去られた存在になっていた――。「俺のこと、なんか言ってた?」は役所広司を主演に据えた、Netflixのオリジナルシリーズ。大物俳優が再び表舞台でスポットライトを浴びようと這い上が...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年10月24日 12:45

    またしても、玉川徹氏がやらかしてしまった。「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で「秋の抜け毛」を取り上げたパネルコーナーでのことだ。医学を信頼する立場だというコメンテーターの玉川氏は「薄毛に悩む男性は病院へ行くべき」との持論を展開し...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク