芸能

天才テリー伊藤対談「小柳ルミ子」(1)何もしないことを今は楽しんでいる

●ゲスト:小柳ルミ子(こやなぎ・るみこ) 1952年、福岡県生まれ。70年、宝塚音楽学校を首席で卒業し、NHK連続テレビ小説「虹」で女優デビュー。71年、「わたしの城下町」で歌手デビュー。160万枚の大ヒットとなり、「日本レコード大賞最優秀新人賞」受賞。以降も「瀬戸の花嫁」「星の砂」「お久しぶりね」など多数のヒット曲を送り出し、「NHK紅白歌合戦」に、71年から88年まで、18年連続で出場。また女優としても映画「誘拐報道」「白蛇抄」などの演技で高い評価を受ける。最近は筋金入りのサッカー好きとして、年間2000を超える試合観戦を行い、サッカー番組への出演も多い。芸能生活50周年を機に志村けん、萩原健一とのエピソードや、自身の「大人の恋愛」を初めて明かす「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」(仮)を、小社より9月に刊行予定。

「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」「お久しぶりね」ほか、数多くのヒット曲を持つ歌手であり、実力派女優としても活躍する小柳ルミ子。今年デビュー50周年を迎えるも、コロナの影響で厳しい状況に。つらい心を癒やすのは、親しい間柄である天才テリーとの気兼ねのないトークだ!

テリー ブログに今日の対談のこと、書いてくれていたよね。「2カ月ぶりの仕事」って本当に?

小柳 久しぶりですよぉ、デビューして今年で50周年なんですけれど、これだけ仕事がないのは初めてですから。

テリー えー、そんなおめでたい年なのに、えらいことになっちゃったね。

小柳 記念イベントもできないし、この2カ月間はただただ自宅にこもっています。外に出るのは10日に1回、いとこの家に車で出かけるくらいですから。

テリー 今は一人暮らしでしたっけ。

小柳 そうです。あとは、その外出時に近くのスーパーに寄って、1週間分の食材を買って帰るだけ。

テリー 車で出かけるんだったら、そのまま気分転換にドライブでもすればいいのに。今は都内の道もすいているし。

小柳 いえ、今は私、家でじっとする、何もしないことを、逆に楽しんでいるんですよ。

テリー そうなんだ?

小柳 私、小さな頃から毎日のようにお稽古ごとをやってきたから、「何もしない」という経験が本当に今までなかったんです。だから、この状況を前向きにエンジョイできているんですよ。

テリー 偉いねー、家では何してるの。

小柳 大好きなサッカーは年間2000試合ぐらい見ていたんですけど、今は中断していますから、昔のアーカイブの再放送を朝まで見ていますね。あとはCSで洋画を見たり。

テリー お、どんなのを見ていましたか。

小柳 ソフィア・ローレンやリチャード・ハリスが出ている「カサンドラ・クロス」(76年公開)がおもしろかったですね。

テリー それ、大陸横断鉄道内でパンデミックが起こる、パニック・サスペンスだよね。

小柳 公開当時も見ましたけど、恐ろしいぐらい今の状況と酷似しているんですよ。あとは、やっぱりオードリー・ヘプバーンの「おしゃれ泥棒」(66年公開)とか、スティーブ・マックイーンとか。

テリー あれれ、音楽は聴かないの。

小柳 音楽を聴くと、どうしても仕事モードになっちゃうんですよ。「こんなふうに私も歌いたい」とか「このサウンド、どうやって作っているんだろう」とか、いろいろ考えちゃって。

テリー ハハハ、リラックスできないんだ。

小柳 だからテレビは、サッカー、映画、コロナ情報の3本柱。もう今、私はコロナに関して、かなりの知識ありますよ(笑)。

テリー コロナに関しては、どう考えていますか。

小柳 コロナは非常に優秀なウイルスです。尊敬する山中伸弥教授は「コロナをやっつけるには人間同士が接触しない、距離を空けるに尽きる」とおっしゃっていますけれど、そんな状況を生み出したことが本当に憎くて。目に見えないやつにこのまま負けたら本当に悔しいですから、私たちもまだまだ頑張っていかないと。

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