芸能

BTSメンバー、「“大虐殺”教祖の演説が新曲に使用」騒動で残る疑問

 アジアのポップスターにまた1つ「黒歴史」が加わってしまったかもしれない。

 韓国のアイドルグループから、世界的アーティストに成長したBTS(防弾少年団)。グループのリードラッパーで、その才能が高く評価されているメンバーSUGAが、5月22日「Agust D」名義で自身2作目となるミックステープ「D-2」を発表。これがイギリスのアルバムチャートで初登場7位となり、周辺国でもトップ10入りするなどBTS人気をまざまざと見せつけたところが、収録曲の「What do you think?」にケチがついてしまったのだ。

「曲の導入部のボーカルサンプリングに関してです。『あなたは死んでも生きる。生きて信じる者は決して死なないだろう』という演説ボーカルサンプルですが、これはジェームズ・ウォーレン・ジム・ジョーンズという1950年代に創始されたアメリカの新興宗教の教祖の演説。問題は、そのジム・ジョーンズが1978年に未成年約300人を含む、900人余りの信者に服毒自死を強要した『ジョーンズタウン大虐殺』事件を起こした人物だということです。当然、英語圏で売れてますから、気づく人は気づきます。BTSといえば、日本でいえば『原爆Tシャツ』騒動、欧米では『ナチス帽』騒動、韓国国内ではつい最近、メンバーのコロナ自粛中のクラブ遊びを巡って騒動が起きています。人気者だけあって目立つという気の毒な面もありますが、やっていることがちょっと脇が甘いですよ」(エンタメ誌ライター)

 今回は、SUGA自身の意図しないところで、プロデューサーが(ボーカルサンプルを)勝手に入れたというコメントを運営側のプロダクションは説明し、すぐに問題部分が削除されて再発売されたという。しかし、

「ある音楽関係者に言わせると『自分のミクテ(ミックステープ)に何がサンプリングされてるか知らないなんておかしい』『カルト宗教の演説サンプルを使うアーティストはほかにもいるけど、みんな何かわかって意図的にやってる。意味もわからずそのマネだけするのは危ない』という声もあります。もともと数々の問題行動を起こしてもBTSのメンバーが直接、公にコメントや謝罪をしたことはほとんどありません。今回も所属事務所側のコメントで、ファンも事実を隠されているようで、常に不安はあるみたいですね」(前出・エンタメ誌ライター)

 ネット上には「原爆、ナチス…わざとやってるとしか思えない?」「もし知らないで使ったとしたら浅はかだし、知ってて使ってたとしたらサイテー」など、当然のことながら批判が多い。ファンによれば「SUGAは落ち込んでいる」との話も伝わっているだけに、世界的アーティストとして、今後は、もっといろいろと配慮すべきだろう。

(塚田ちひろ)

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