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記事全文を読む→ドン小西 格好いい自分でいるために美意識だけはずっと持っていたい
テリー 今の話、僕もすごくわかる部分がありますよ。僕、今、朝7時半ぐらいに家の近所を散歩してるんですね。そうすると女子高生の登校時間で、そのスカートがすごく短いんですよ。で、信号待ちしてる時なんかに、女子高生が楽しげに坂を上っていくのを見ると、大林宣彦監督の作品みたいで、すごくいいんです。でも、その写真を撮ったら「盗撮かな」って思うと、なかなか撮れないんだよね。
小西 あぁ、特に最近はね。
テリー でしょう。もちろんスカートの中を撮りたいわけじゃないんだけど。
小西 わかりますよ。別にいやらしい気持ちじゃないんだよね。
テリー そうそう。
小西 でも、そういう気持ちは持ち続けていかないと。僕なんか、さらに美意識をすごく大事にしてるから、そういう気持ちはずっと背負って生きていきたいと思ってますけどね。
テリー 偉いなぁ。
小西 だから、こういう話をすると、よく「エロジジイ」とかって言われるけど、「そうじゃないんだよ。お前と一緒にするな」って(笑)。普通のジジイには、そういう美意識がわからないんですよ。
テリー 美意識って、どうすると持てるの?
小西 いや、そんなの難しくないですよ。例えば、コンビニで買った惣菜だとしても、コンビニで買ったことは忘れてね。きれいな器に移して、ゴマをかけてみたりして、ひと手間加えてね。僕も「あっ、いけねぇ。普通のゴマじゃなくて、すりゴマにすればよかった」とかやってますよ(笑)。
テリー ドンさん、今、独身だからね。
小西 うん。あとは必ず何か自分で一品作るようにしてるし、高級なワインじゃなくても、めんどくさがって湯呑み茶碗なんかで飲まずに、すてきなワイングラスに注ぐとかね。
テリー ちゃんとしてるなぁ。
小西 だから、たとえ誰かに隠し撮りされても、恥ずかしくないようにね。今、インスタ映えなんて言葉もあるけど、そんなことしなくても、いつも上質な事や物を意識していれば、格好いい自分でいられますよ。
テリー それが美意識だ。
小西 格好いいって、自分のためだからね。
テリー ドンさん、最近も街へ出て、洋服とかチェックしてるの?
小西 してますよ。今はあんまりおもしろいのはないけどね。やっぱり市場に迎合してるのが多いんですよ。どのターゲットを狙ってるかによって価格帯も決まってくるから。原宿には原宿の客層があるわけだしね。そうすると、そんなにいい素材もいらないんですよ。
テリー 今、僕らが若い頃と違って、上から下まで1万円でそろうからね。
小西 もちろん、それも悪くないですよ。僕もずいぶん仕事でやったからね。アウトレットに行って「さぁ、それではコーディネートしましょう」「これでなんと1万円!」とかさ(笑)。
テリー アハハハ!
小西 だけど、そんなの素材は劣るに決まってるんだから。それをファッションと呼んでいいかは疑問だよね。あれはファッションじゃなくて、衣料品だと思いますよ。
テリー あぁ、衣料品。
小西 そう。一流のレストランで食べるものと、ふだん食べるものとは違うでしょ。ごちそうと食べ物の違いみたいなものだよね。
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