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記事全文を読む→前田日明「世襲議員なんて差別以外の何ものでもない」
テリー 前田さんは10年夏の参院選に民主党公認で出馬予定でしたよね。最終的には辞退されましたけど。今もそういう気持ちはあるんですか。
前田 はっきり言って、今は与党にも野党にも絶望してます。民主党も自分が離れたあとに何をやるのかなと見ていたら、野田政権がやったことってTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)じゃないですか。野党の頃は反対してたのに、与党になったらTPPって、何がやりたいんですか。結局、何も考えてないんですよ。
テリー そうですね。
前田 テリーさん、日本に基本的人権の尊重だとか人権の平等だとか、そんなものないんですよ、大嘘です。世襲議員なんて差別以外の何ものでもないじゃないですか。だって生まれた瞬間に政治家になれるんですよ。
テリー 僕も地盤を引き継いで立候補するのはダメだと思いますよ。
前田 そうでしょう。政治家になりたいなら、地盤がないところで、ゼロから始めないと。
テリー 前田さんは本の中で「この国は国民をないがしろにしても平気だ」と書いてますよね。
前田 それは大東亜戦争の頃から変わってないんですよ。自分はもともとプラモデルが好きで、作ってるうちに「丸」という雑誌に出会ったんですよ。「丸」はミリタリー関係の写真だとかを載せてる専門誌で、大東亜戦争を中心にゼロ戦の写真だ、戦艦大和の写真だ、それに乗った乗員の話だっていうのが、いっぱい載ってたんですね。で、それを読んでるうちに、(「丸」の版元の)潮書房光人新社から出てる戦記を、ほとんど読破したんです。
テリー 勉強家ですよね。
前田 そうすると、テリーさんもご存知だと思いますけど、ひどい作戦がいっぱいあったんですよ。インパール作戦なんて、たった3週間分の食糧や補給品だけを持って「インドを取ってこい」って、そんなバカな作戦はないですよ。それで従軍した9万人の兵士の約8割が亡くなったり、傷ついたりしてるんです。それもほとんどは戦ったわけじゃなくて、ビルマ国境からインドのインパールまでの約200キロを行軍中に、餓死や病死、あるいは自決してるんです。ガダルカナル島の戦いも似たようなもので、悲惨そのものですよね。
テリー 確かにね。
前田 そんな人命軽視の話ばかり聞かされたら、家族や遺族はどう思いますか。「何なんだ、この国は」って恨みますよね。自分は、日本人の自虐史観はここから始まったと思ってます。日本には日本人を恨む土壌があったんですよ。左翼や共産主義は、そこに乗っかっただけです。
テリー 政治に絶望していて、今後はどういう活動をしていくんですか。
前田 おかしいことはおかしいと、どんどん声を上げて、言い続けることですね。従軍慰安婦の問題なんかもそうですけど「ちょっと違うな」「曲がって伝わってるな」っていう話がいっぱいあるんですよ。そういうことは、これからもどんどん言っていきたいと思ってます。
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