スポーツ
Posted on 2021年12月29日 09:58

掛布雅之、あの“4年目の満塁打”が「忘れられない1球」だったワケ

2021年12月29日 09:58

“阪神一筋”の元プロ野球選手の掛布雅之氏が、阪神、ダイエー、ヤクルトで活躍した元プロ野球選手、池田親興氏のYouTubeチャンネル〈池田親興のちかチャンネル!〉に出演(12月19日投稿回)。江川卓氏(巨人)とのライバル対決、さらには1985年に槙原寛己氏(巨人)から放った「バックスクリーン3連発(ランディ・バース氏、掛布氏、岡田彰布氏)」など数々の名勝負やホームランが印象に残るが、池田氏から「忘れられない1球」を問われた。すると、掛布氏の返答は少々意外にも思えた場面だった。

 それは、掛布氏にとってシーズン4年目の77年の開幕戦のこと。最優秀防御率のタイトルや沢村栄治賞にも輝くといった功績者・松岡弘氏(ヤクルト)から放った「満塁ホームラン」だったという。

 というのも、前年の76年、掛布氏は打率「.325」をマーク。王貞治氏の打率をわずかに上回り、セ・リーグの個人成績で5位にランクされブレーク。それまでは、毎日が運動会気分で楽しく試合に臨んでいたそうだが、結果を残したことによって生じた変化について、こう当時を振り返った。

「野球の道具は全部、契約しているところからもらえる。給料も上がる。野球の難しさと怖さみたいなものを、3割をクリアしたことによって感じるようになったよね」

 そしてこうも語った。

「ちょっと一段上がった、大人のプロ野球選手としての野球がスタートした…」

 それが「忘れられない一球」と出会った「プロ4年目」のことだったわけである。

「今でも手の中の感触を思い出すぐらいの手ごたえが…完璧なホームランだったから」とも語った掛布氏。打率も前年を上回る「.331」をマークした。

「ミスタータイガース」誕生の瞬間を垣間見たような、掛布氏の歴史を思わせる大変興味深い投稿回だった。

(ユーチューブライター・所ひで)

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