スポーツ

成績だけでは分からない…トップ騎手7人「本当は崖っぷち」な裏事情(2)

20140220y

 昨年のダービーで藤沢和雄厩舎が管理するコディーノを下ろされてから、リズムに乗れていないのが横山典弘騎手(45)だ。

「12年に93%だった単勝回収率も13年は58%、今年は34%と落ち込む一方。特に中山では買えないよな。馬場がいい開幕週で、先行有利なのにもかかわらず、後方ポツン。若手じゃないんだからさ。スタート直後から馬券が外れた気分になるよ(苦笑)。勝負どころで不利を受けたり、スペースがあるのに追わずにシンガリ負けとかもな。記者席ではブーイングの嵐だよ」(専門紙記者)

 レース後、「馬は頑張っている」とコメントする姿をよく見るが、横山典騎手に直接聞けるのは仲のいい記者などごくわずか。「うまく書いといて」が決まり文句だという。

「あるアナウンサーが、勝利インタビューをしづらい騎手として藤田、岩田、佐藤哲、横山典の名をあげてたけど、私ら専門紙もノリちゃんや川田が人気で負けると憂鬱なんだよな。夏を新潟回りにしたのは、函館を息子の和生に譲るためなんだけど、そのサービス精神を少しでいいからこっちに向けてほしいよ」(前出・専門紙記者)

 関東ではもう一人、調子が上がらないのが松岡正海騎手(29)。

「10年には109勝をあげてリーディング4位。マイネル軍団の主戦を務めていましたが、翌年から成績が落ち込み、今では柴田大知(36)に一番手の座を奪われ、石橋脩(29)や大野拓弥(27)にも抜かれているのが現状です。サンデーレーシングの馬にも去年は8頭にまたがり未勝利。一昨年、フローラSで2着するなど、かなり期待されていたアイスフォーリスでも1勝9敗と結果を残せなかった。それで愛想を尽かされたんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 ただ、「成績が上がらない理由の一つは、落馬負傷によるもの」と見るのは、前出・専門紙記者だ。

「11年の8月から12年の1月のわずか半年で3度も落馬してるんだよ。8月に左腓骨、11月には右鎖骨を骨折。そして1月は左足関節内果骨折、左手関節捻挫と診断された。早期復帰したけど、昔のような内を突く騎乗が少なくなった」

 武豊騎手(44)も10年の毎日杯で重傷を負って以降、スランプが続いた。松岡騎手は、まだ20代。昔のような冴え渡る手綱さばきの復活を期待したい。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身