芸能

お題をすぐに理解できない林家木久扇…「笑点」メンバーに押し寄せる高齢化の荒波

「昇太、首洗って待ってろよ」

 7月17日放送の演芸バラエティー「笑点」(日本テレビ系)に、脳梗塞からの回復に向けてリハビリ中の三遊亭円楽の映像が流され、円楽はカタい表情でこう言い放った。

「笑点メンバーの中じゃ、俺がいちばんうまいから。納得してお客さん帰しますよ」

 などとも語り、変わらない毒舌ぶりにファンは沸いたが、闘病の過酷さがうかがえる風貌の変わりようは隠せなかった。演芸ライターが言う。

「カタい表情に見えたのは、麻痺があるからではないでしょうか。復帰を応援する気持ちは誰しもが持っているでしょうが、脳の病気からの復帰はそれほど簡単ではありません。落語はしゃべりだけではなく、表情、声音、間、動きなどで表現するものなのに、そのどれもが思い通りにならなくなるのですから…。しかも、客を笑わせなければならない。『大丈夫か』と気遣わせるようでは、本人が納得できないでしょう。納得できるしゃべりができるまでには、何年もかかる。円楽自身が気持ちを切り替えることも、大事ではないでしょうか」

 加えて「84歳の林家木久扇も厳しい」という声が上がっている。お題をすぐに理解できなかったり、どこが面白いのかわからない答えを連発したりして、視聴者をハラハラさせているからで、

「老いたからといって追い出すべきではなく、それも芸のうちと見守る温かさがあってもいい。ただ、落語界には頑張っている若手や、人気・実力・知名度を兼ね備えたベテランもたくさんいる。その人たちが日の目を見ないのは残念ですよ。やはり『笑点』のメンバーになると知名度は爆上がりするのですから、もっと頻繁にメンバーを入れ替えて活性化を図る方が、業界全体としても好ましいのではないですか」(前出・演芸ライター)

 高齢化の波は、「笑点」メンバーにも容赦なく襲いかかっている。

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