スポーツ

堀内恒夫も角盈男も「ふざけんな!」巨人投手陣を激怒させた「江川君をエースにしてやってくれ」要請

「『キミたちの力で、江川君をエースにしてやってくれ』って。野手はいいですよ。ピッチャーはふざけんな!ライバルじゃないですか。なんでオレらがエースにしなきゃいけないんだ!」

 当時の巨人球団社長の言葉を振り返り、こう鼻息を荒くしたのは、角盈男氏。7月20日、プロ野球OBクラブのYouTubeチャンネル〈プロ野球OBクラブチャンネル〉に出演してブチまけたのだ。

 78年のドラフトで、「空白の1日」を経て巨人に入団した剛腕だが、

「堀内(恒夫)さんを筆頭に、みんな怒りまくってた」

 角氏にとっては、同郷の鳥取県出身の小林繁が代わりに阪神に移籍したことも、心中穏やかではなかった理由。

 だが、話題先行だろうと思われた新人の人間性や技術を目の当たりにすると、

「やっぱり、ケタが違ってたね。騒がれて当然だと思ったもん。全然、レベルが違う。追い越すことはできないけど、追いつけ、追いつけ、ですよ」

 リリーフ陣にしてみれば「江川には勝てないけど7、8、9回にバテた時の江川には勝てるだろう。江川の後を投げられるピッチャーになろう」と発想を転換し、中継ぎ、抑えに光明を見出すきっかけになったという。

 江川の存在が、結果的に投手陣の底上げに繋がったのである。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
水原一平が訴追されて大谷翔平の「次なる問題」は真美子夫人の「語学力アップ」
3
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
4
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
5
「失策王&打率2割以下」阪神・佐藤輝明に持ち上がる「外野へ再コンバート」の劇薬