スポーツ
Posted on 2022年07月31日 09:55

オカダ・カズチカ「苦手だったドロップキック」

2022年07月31日 09:55

●ゲスト:オカダ・カズチカ(おかだ・かずちか) 1987年、愛知県生まれ。中学を卒業後、15歳でウルティモ・ドラゴンが創設した団体「闘龍門」入門。2004年、メキシコにてプロデビュー。2007年、新日本プロレスに移籍。2012年、棚橋弘至を破り、24歳でIWGPヘビー級王座を初戴冠。同年、「G1 CLIMAX」に初出場し、最年少優勝記録を更新した。プロレス界にカネの雨を降らせる「レインメーカー」を名乗り、現在の日本プロレス界を象徴する存在。現在、「G1 CLIMAX32」開催中。8月18日、日本武道館にて決勝戦が行われる。

 人気・実力共に現在のプロレス界を代表する存在となった新日本プロレスのオカダ・カズチカ。その恵まれた身体能力とルックスから、エリート街道をまっしぐら‥‥かと思いきや、15歳で渡ったメキシコでは多くの苦い経験も。頂点に立つ思いや苦悩を天才テリーがあぶり出す。

テリー さっきね、改めてオカダさんのドロップキックの映像を見たんですよ。すごいですね! 人間って助走もなしで、あんなに高く跳べるものですか。

オカダ アハハ、そうですね(笑)。でも、ジャンプ力だけなら、みんなと同じぐらいだと思うんですよ。

テリー そうかなぁ。だって、トップロープより上に跳んでますよね。

オカダ 身長があるから、人より高く見えるのかなとは思うんですけど。でも、跳んでる時は気持ちいいですよ。宙に浮いてる時間が長いじゃないですか。「高く跳ぼう」と思うと跳べないんですけど、跳ぶ瞬間に「あ、これ高く跳べる」ってわかって。そうすると高く跳べるんです。

テリー あれって何度も何度も練習して習得するんですか。

オカダ いや、僕が初めてドロップキックをやったのは、メキシコにいた時なんですけど、当時の同期がみんな身長160センチぐらいで小さかったんですね。その同期が持つミットに向かって蹴ってたから、最初は全然上手にできなくて「ドロップキックなんてやりたくない」って思ってたんですよ。

テリー ああ。それは低すぎたってこと?

オカダ そうなんです。それが、ある時「もう少しミットを上で持ってみるか」ってなって。その高さでドロップキックをしてみたら、パーンと蹴れたんですよね。

テリー やっぱり、あれは元々の才能ですか。

オカダ そうですね(笑)、練習ではないです。

テリー また驚くのが、プロレスラーを目指してメキシコに行ったのが15歳の時?

オカダ はい。「闘龍門」という団体の練習生募集に応募して。でも、闘龍門は神戸とメキシコにプロレス学校があったので、最初の半年は神戸にいて、メキシコに行ったのはその後です。

テリー とはいっても、メキシコなんて、ご家族や周りの人は止めなかった?

オカダ 一度だけ母親に「普通に高校に行ってくれ」って言われましたけど、あとは「好きなようにやりなさい」って感じでした。

テリー プロレスラーにはいつ頃からなりたいと思うようになったんですか。

オカダ 僕は最初「闘魂炎導」っていうゲームにハマっていて「じゃあ今度はプロレスを見てみるか」ってテレビの中継を見るようになったんですよ。その時はどの局で、何曜日の何時から放送されてるかも知らなかったので、新聞を毎日見て探しましたね。

テリー テレビを見てるうちに「この選手みたいになりたい」って思うようになったんですか。

オカダ それが特にそういう選手はいなかったんです。実は行こうと思ってた高校のレスリング部がなくなって「だったら早くプロレスの世界に入っちゃおう」と。目的もなく高校に行くのが嫌だったんですね。

テリー メキシコ行きに不安はなかったんですか。

オカダ 全然なかったですね。その時は、プロレスラーになれるっていう楽しみしかなかったです。

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