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急転直下の「WBC再放送」決断も現場からは「今さら…」とシラケムード

 WBC準決勝のメキシコ戦を中継したTBSが3月21日夜、「WBC緊急特番準決勝 日本×メキシコ~世紀の大一番を再び!~」を放送した。

 当初は「バナナサンド」の2時間特番を編成していたが、侍ジャパンの劇的なサヨナラ勝利を受けて、急きょ変更。試合は約4時間あったが、番組時間の都合もあって、中継リポートした石井大裕アナが「4回表からご覧下さい」と紹介。出演した中居正広は「珍しいですね」と笑いながら、ツッコミを入れていた。

「手のひら返しとはまさにこのことですね」

 と苦笑するのは、TBS関係者だ。

「局幹部が『野球中継で高視聴率は見込めない』と口酸っぱく言って、3月の強化試合の2試合も、現場は中継を希望したのに、わざわざ見送ったほど。それが急転直下、バラエティー特番を飛ばして『野球を再放送しろ!』ですからね。決勝はテレビ朝日の中継が決まっていたので、敵に塩を送ることにもなるのに、わざわざそこまでする必要があったのか疑問です」

 試合は終盤まで1点を巡るシーソーゲーム。見どころ満載だったのが、せめてもの救いだろう。

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