スポーツ
Posted on 2023年07月17日 09:59

開幕戦の大事件「疑惑のホームラン」を長嶋茂雄に確認したら「公式発言とホンネは違っていた」

2023年07月17日 09:59

 プロ野球界には「疑惑のホームラン」なるものが何本も存在する。往年のファンには、1978年の日本シリーズ「ヤクルト×阪急」戦での、大杉勝男のポール際の一発が記憶に残っているかもしれない。阪急の上田利治監督が1時間19分にわたって猛抗議した、球史に残る事件だ。

 同じように「疑惑の一発」を語ったのは、ギャオス内藤尚行氏である。野球解説者・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】〉に出演した内藤氏は、自身が開幕戦のマウンドに上がった、1990年4月7日のヤクルト×巨人戦を回想した。

 3-1とヤクルト2点リードで迎えた8回裏、一死二塁。打席には巨人の篠塚利夫が立った。内藤氏が投じた初球のスライダーを、体勢を崩しながらも右翼ポール際に運ぶと、ホームランの判定で同点に。

 ところがファウルだとの確信があった内藤氏は両膝をマウンドにつけながら、憮然とした表情だ。当然ながら、野村克也監督が猛抗議を展開する。ところが現在のようにビデオ判定(リクエスト)などない時代ゆえ、判定は覆らない。試合は延長14回裏、一死満塁のチャンスで巨人・山倉和博が四球を選んでの、押し出しサヨナラ勝ちとなったのである。

 だが、現在の内藤氏の顔には悔しさなど微塵もうかがえない。

「1勝を損したとか言われるんですけど、いやいや、あれは視聴率20%をゆうに超えている。次の日の新聞を見たら『疑惑』(の見出し)って…。あれが開幕戦だったっていうのがありがたいんですよ。だって、開幕戦であんな事件が起きるんですよ。『あれじゃあ、ギャオスが可哀想だ』みたいな…」

 どこまでもプラス思考で、まんざらでもない様子すら見せるのだ。

 ちなみに当時、テレビ中継で解説を担当していた長嶋茂雄氏の見解はというと、

「ポールを巻き込むね、微妙な角度で入っていったんじゃないかと思いますけど。もちろん私どものブースではね、わかりません」

 その後、当時ヤクルトの一員だったミスターの長男・長嶋一茂氏が、父親に「ホンネ」を確認。内藤氏はその「答え」を明かした。

「あれ、ファウルだったね」

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク