スポーツ
Posted on 2011年12月07日 11:59

巨人軍は永久に不滅です(2)ミスターには許せない野球観

2011年12月07日 11:59

 清武氏いわく、
「11月11日の会見直前に渡辺氏から『会見をやめろ』との電話を受けましたが、最後は説得ではなく、『キミは破滅だぞ。読売新聞と前面戦争になるんだ』といった恫喝でありました」
 さらに「江川案」に関しても「新事実」を公表し、渡辺氏を糾弾した。
「渡辺氏は『巨人は弱いだけでなく、スターがいない。江川なら集客できる。彼は悪名高いが、悪名は無名に勝る。彼をヘッドコーチにすれば、次は江川が監督だと、江川もファンも期待するだろう。しかし、監督にはしないんだ』などと、この独断人事の狙いを打ち明けました。巨人のエースだった江川氏を集客の道具にしか見ておらず、彼のユニホーム姿に期待するファンを愚弄するものではないかと思わざるをえません」
 清武氏は独自の主張を展開するが、それこそ一刻も早い騒動鎮静化を願うミスターを愚弄する行為ではないのか。
 巨人担当記者によれば、ミスターはかねてから、清武氏の動き、仕事ぶりを苦い思いで見ていたという。
「今年は何度も東京ドームに足を運び、試合を見ていました。清武補強がまるで成功しなかったことは、ミスターもよくわかっていましたね。何しろ『助っ人が7番、8番を打っちゃダメだ。クリーンアップを打つべきなんだよ。投手なら中継ぎもダメ。先発して2桁勝たないと』と常々話している。それなのに、清武氏が獲った外国人は7番(ライアル)や8番(フィールズ)を打ったり、中継ぎで投げたり(ロメロ、アルバラデホ)した。それはミスターの野球観とは対極にあり、許せないんです」
 同時に「安い補強はダメだ」との持論も。事実、監督時代には積極的に大型補強に動いた。
「だから大物で値段の高いクリーンアップばかり集めたでしょう。『いい選手を獲るには金がかかる』が口癖でしたから」(前出・巨人担当記者)
 育成を軸とする清武氏とは意見が合わず、これにも憤慨しているのだ。
 その具体例を、さる球団関係者が暴露する。
「ミスターは『優勝した時ほど補強しろ』とよく言っていました。というのも、『(優勝の)翌年はどのチームも当然、巨人をマークしてくる』から。だけど原辰徳監督(53)が前回優勝(09年)したあと、有力FA選手がけっこういたにもかかわらず、清武氏は補強に動かなかった。その結果が、2年連続のV逸です」

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク