社会
Posted on 2023年11月27日 09:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<薬不足>咳止め、解熱剤不足の最善の対処法!

2023年11月27日 09:55

 新型コロナウイルス感染症やインフルエンザが流行する中、医療機関では、深刻な「薬の供給不足」が問題になっているという。

 今年8月に行われた日本製薬団体連合会と厚生労働省の調査によると、9077品目のジェネリック医薬品のうち「限定出荷」「供給停止」となっている医薬品は2928品目に上ると報告された。

 その背景には2つの原因がある。1つは、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの流行により、風邪薬や解熱剤、咳止めが数多く処方されたことだ。厚生労働省の発表によると、コロナウイルスの感染者数は5類移行後、最少であることが明らかになったばかり。しかし、冬頃には感染が再拡大する恐れがあるとも指摘されている。

 2つ目は、一部のジェネリック医薬品メーカーの製造不正が発覚したことにより、出荷停止や業務停止が起こってしまっている点にある。ジェネリック医薬品そのものの供給自体が減少してしまっているから厄介だ。

 厚労省は医薬品メーカーへの支援を経済対策として盛り込む方針を明らかにしたが、今も供給の不安定さという問題は残されている。

 しかし、薬不足といっても病院にかかった際に、薬を処方してもらえないというケースに直面することはほぼないと言っていい。多くの薬局では、他の製薬会社から同じ成分の薬を取り寄せたり、他の薬局を紹介したりといった対応がされているからだ。

 コロナやインフルに罹患した際は従来通り医療機関を受診して、そこで処方された薬を飲むことが一番である。しかし、万一の場合に備えて、解熱剤や咳止め薬と同様の成分の市販薬を備えておくと安心かもしれない。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク