社会
Posted on 2024年01月23日 05:58

究極のサディスティック旗本が「独自の道具開発」で実践!常軌を逸した「囚人拷問責め」

2024年01月23日 05:58

 江戸時代に放火魔や盗人、博徒を取り締まる「火付盗賊改」という職務があった。とりわけ時代小説家・池波正太郎が描いた「鬼平犯科帳」の主人公・長谷川平蔵は有名だ。

 平蔵は盗賊にとって鬼より怖い人物といわれたが、それを上回る過激でエキセントリックな火付盗賊改がいた。横田松房(よこた・としふさ)という江戸時代中期の旗本だ。書院番士からトントン拍子に出世し、天明4年(1784年)に火付盗賊改に就任したという。

 横田の取調べは常軌を逸していた。自ら横田棒と呼ぶ拷問道具を発案。この横田棒を石抱と併用し、正座して石を抱く囚人が折り曲げた脚の合間に挿入したという。石抱は別名を「石責め」とも「算盤責め」ともいわれ、洗濯板のような板に囚人を正座させ、その膝上に重石を乗せて脛を痛めつける拷問だ。

 正座したその膝の上に積まれた石と、脚の合間に挟まれた棒が骨を砕き、それが皮膚を破って流血。その傷口に練った墨までなすりつけて、自白を促した。あまりの過酷さに囚人が死亡するケースが続出したため、ついに使用禁止になったという。

 だが拷問の激しさは変わらずで、毎年夏ともなると、囚人たちの傷口は膿んで蛆が湧いた。苦痛のあまり垂れ流した汚物などで、拷問場を兼ねていた横田の屋敷からは異臭が漂い、近隣の旗本は口々に横田の屋敷の配置換えを希望した。

 横田は天明5年(1785年)、作事奉行に昇進して火付盗賊改方はお役御免となったが、過激な言動は収まらず。天明7年(1787年)に、新番頭に左遷された。

 この職務は将軍外出時の警備、警護役だが、太平の時世はまさに閑職だ。今なら一大スキャンダルになっていても不思議ではない、究極のサディスティック人間だろう。

(道嶋慶)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年07月12日 09:00

    自らの体をガス状に変化させ、密室の壁をスリ抜けて犯行を繰り返す。そんな怪人出現の恐怖を描く映画「ガス人間」が現在、ネットフリックスで配信されている。これは1960年公開の東宝特撮映画「ガス人間㐧1号」のリブートだが、本作では小栗旬、蒼井優ら...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月12日 11:00

    「率直に言います。増田選手が勝ちます!ボクシングに100%はないんですけど、比嘉選手は(王座を)獲れないんですよ」自身のYouTubeチャンネルできっぱりとこう断言したのは、元世界王者の亀田大毅氏だ。7月20日に東京・両国国技館で激突する、...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月13日 11:15

    マーリンズか、ソフトバンクか、あるいは大学残留か。大リーグ(MLB)のドラフト会議が7月12日(日本時間13日)にペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、既にソフトバンクから1位指名を受けている佐々木麟太郎内野手は、マーリンズが8巡目(全...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/7発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク