政治
Posted on 2025年11月04日 19:00

大はしゃぎの高市早苗首相の「アメリカ従属批判」でクローズアップされる「一水会のズバズバSNS投稿」

2025年11月04日 19:00

 民族自主独立の旗を掲げている「一水会」のSNSが、秘かに盛り上がっている。日本の保守派の代表と言われる高市早苗首相の動向が「対米従属だ」との批判が高まっているからだ。日本の保守、ひいては「右翼とは」を考え直す時、一水会の主張に頷く人が多くなっているという。

 一水会は昭和45年に市ヶ谷の自衛隊基地で自決した三島由紀夫氏らの憂国の精神を継承すべく、昭和47年に結成された。
 最近の一水会のSNS投稿では、高市首相がトランプ大統領と大統領専用ヘリに乗り込み、原子力空母ジョージ・ワシントンを視察した際、拳を振り上げてはしゃぐ姿を批判した。
〈おだてられてのハシャギ方は見ていて情けなかった。完全に植民地の総督・司令だ〉

 この投稿を受けて立憲民主党の枝野幸男最高顧問が、一水会とは多くの点で、
〈意見を異にするが、一水会こそ真の愛国精神を体現していると共感〉
 とした上で、次のように賛同。
〈他国を意味なく排除することも米国も含めて他国に媚びることも、愛国の精神とは真逆だと思います〉

 このほか、高市首相を支える「保守」批判にも目を向けられている。
〈高市政権の支持層は「米国の顔色をうかがいながら、中国にギャフンと言わせたい」という感覚にとらわれている人間が多いようだ。スパイ防止法の画策も妄想じみた「親中派」探しと一体なのだろう〉
 との投稿は26万回の表示。そして、
〈日本を選び、日本で学び、働き、暮らす外国人たちに「日本はいい国だ」「日本人はいい人たちだ」と思ってもらえる環境を整えてこそ、愛国者というものだ〉
 この投稿は319万回の表示を記録した。

 こんな高市批判をすると、決まり文句のように「極左だ」「在日だ」「外国人を助けるのは愛国ではない」との批判が起きる。一水会にも同様の批判がきているようだ。だが一水会は、こう主張する。
〈戦前から愛国者・民族派は人種差別・民族差別に抗い、非圧迫民族との共生を訴え、亡命者を受け入れて親日愛国勢力の形成に努めた。歴史を知らずして、単なる排外だけが「愛国」だと思ったら、大間違いだ〉
 これは108万回の支持を得た。

 安倍政権までは、保守といえば対米従属からの離脱、自主防衛、東京裁判史観の否定などを訴えていたが、中国脅威論が叫ばれ、日米同盟が強化されると、保守勢力はそうしたキーワードを使わなくなった。
 日本で最も特権を持つ外国勢力はアメリカなのだが、中国、韓国だけをあげつらうだけが「保守」になった。こんな現状を憂いている保守も多いのだろう。その思いが一水会に向かっている。

(健田ミナミ)

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