スポーツ
Posted on 2024年01月25日 09:58

ロッテ・佐々木朗希が「早くメジャーに行きたい」で契約更改できない「第二のカッツ前田事件」

2024年01月25日 09:58

 これは二匹目のどじょう作戦なのか。

 早期のメジャーリーグ移籍を視野に入れ、いまだ契約更改を終えていないロッテ・佐々木朗希に対し、球界内で「第二のカッツ前田事件の勃発ではないか」と話題になっている。スポーツ紙ベテラン遊軍記者が振り返る。

「西武に在籍していたカッツ前田こと前田勝宏が、1995年末の契約更改交渉の席上で突然、メジャーリーグ挑戦を直訴しました。球団は慰留したのですが、本人は任意引退も辞さない構えで、その後も『メジャーに行きたい」の一点張り。最終的に当時の堤義明オーナーが『チームの和を乱す選手は不要。行かせてやれば』とアキレ果てて移籍を了承した事件です。今回のケースによく似ていますね」

 日本プロ野球では1993年オフにFA制度が導入されたばかりで、ポスティングシステムでの移籍制度も時代が時代だっただけに、物議を醸した事件だ。

 1992年のドラフト会議で2位指名され、プリンスホテルから西武に入団した前田は「幻の100マイル投手」と騒がれる逸材だったが、在籍3年間で1軍登板はわずか25試合。しかも0勝2敗、防御率4.89という成績しか残していない選手だっただけに、首をかしげる関係者は多かった。

 それでも本人の希望が通り、ヤンキース傘下のマイナーチームとの契約にこぎ着ける。2Aノーウイッチや3Aコロンバスなどで5年間プレーしたが、一度もメジャーに昇格することはなく帰国。2021年に中日入りしてからも1軍での登板はなく、わずか1年で退団となった。その後は台湾、イタリア、中国、アマチュアや独立リーグでプレーするなど、数奇な運命をたどってしまった。

 佐々木は史上最年少の完全試合を達成するなど、その実力に疑うところはない。それだけに手順を踏み、祝福されてのメジャー挑戦がベストではないか。ゴネまくっての移籍では、イメージに大きな傷が付きかねない。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月12日 14:30

    巨人がセ・パ交流戦15試合消化時点で9勝4敗2分と、白星を積み重ねている。パ・リーグ球団がセ・リーグ勢を圧倒する交流戦で、巨人はセで唯一、大きく勝ち越している。阿部慎之助前監督から引き継いだ橋上秀樹監督代行の、調子がいい選手をとにかく使うス...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月16日 11:00

    まさにハチの巣をつついたような騒ぎになっている。昨年までロッテ監督だった吉井理人氏が、楽天の新監督に就任することが決まったからだ。混迷を極める楽天らしい、シーズン途中という異例のタイミングである。そんな中、楽天は6月17日の午前中に仙台市内...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月19日 07:00

    阿部慎之助前監督が去った巨人は、橋上秀樹代行体制で臨んだセ・パ交流戦に、セ・リーグ球団で唯一、勝ち越した。6月19日からはリーグ戦の再開となるが、ここに元巨人1軍打撃チーフコーチが爆弾を投下した。野球解説者・愛甲猛氏のYouTubeチャンネ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク