社会

「立ちんぼ」が姿を消したと思ったら「地下に潜って闇商売」に移行していた

 昨年から警察による大々的な摘発が行われ、一時に比べるとだいぶ減少した…といえば、路上で客待ちをする「立ちんぼ」のことである。新宿・大久保公園周辺では今でもちらほら立つ女性の姿はあるが、大阪・梅田の兎我野町のホテル街(通称:アメリカン通り)は激変。最も多い時で1日50人ほどの女性がいたが、今ではさっぱり見かけなくなった。

 地道な見回りに加え、1月18日に大阪府警による見せしめ的逮捕があったことが影響しているのだろう。捕まったのは、北区太融寺町の路上に立ち、売春目的で客待ちをしたとされる20歳から25歳の女3人だ。ところが、である。

「表には出なくなっただけで、今も闇で行われています」

 と語るのは、夜の繁華街事情に詳しいジャーナリストだ。続けてもらおう。

「元々、梅田では客を待つというよりも、マッチングアプリで客を募り、待ち合わせをしてホテルに行く立ちんぼが多かったんです。令和元年から2年にかけて、地下にある有名スポット『泉の広場』で61人の立ちんぼが現行犯逮捕されてから、待ち合わせ型に移行したと聞いています。事務所を持たない無許可の援デリ業者が絡んでいるという噂もありますね」

 立ちんぼの逮捕劇と並行して、違法業者摘発のニュースは全国であとを絶たない。直近では1月25日に東京都中野区のマンションで店舗型性サービス店を営んだとして、経営者ら男女計15人が風営法違反(禁止地域営業)容疑で逮捕された件が大々的に報じられた。立ちんぼ女性に「個人で客を引くのは逮捕のリスクもあるから危険だ」などと声を掛け、誘い込むのは援デリ業者の常套手段である。

「いくら個人の立ちんぼを取り締まっても、援デリ業者を取り締まらない限り、こうした行為はなくならないと思います」

 先のジャーナリストはそう指摘するのだった。

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