芸能

紅白で見たい!中森明菜の「歌姫伝説」はこんなにスゴかった

20141218akina

「喝采」のちあきなおみほどではないが、不在の間にCDがバカ売れしているのが中森明菜である。10年10月に体調不良で無期限休業を発表して以来、表舞台から姿を消して4年以上が経過。それでも、8月6日にリリースした「オールタイム・ベスト」は、25万枚のセールスを記録し、CD不況の現在では久々の明るいニュースとなった。

 15年にはニューアルバムやオリジナル新曲の発売、その前には紅白歌合戦のサプライズ出場も取り沙汰されているが、関係者の間では「今の体調では完全復帰は厳しい」という見方がほとんど。

 そんな明菜は、80年代きっての「歌姫」として知られるが、豪胆なエピソードも事欠かない。デビュー以前、伝説のスカウト番組だった「スター誕生!」(日本テレビ系)の予選では、テレビでオンエアされているにも関わらずバトルを展開。審査員の松田トシに「顔が幼いから童謡でも歌ったら?」と皮肉を言われ、きっぱりと「童謡は『スタ誕』では歌わせてくれないのでは?」とやり返す。

 晴れて82年に「スローモーション」でデビューし、勝負曲となった2作目の「少女A」は、新人アイドルと思えない抵抗を示す。

「私、この歌詞は歌いたくない!」

 暴走族まがいのヤンチャだった時期もあり、あまりにリアルな歌詞を嫌がったという。事務所やレコード会社の説得でようやくOKしたが、レコーディングは一発で終わらせたというからスゴい。やがてヒット曲を量産するようになると、80年代アイドルとしては稀有な「楽曲の選定、振付け、ファッション」まですべて自身でコーディネート。その頂点にあったのが86年のレコード大賞にも輝いた「DESIRE」だろう。

 ただし、歌姫があまりに製作まで首を突っ込むと、人間不信と紙一重になる。いつしかボーカルの衰えもくっきりと目立つようになり、難易度の低いカバー曲オンリーになってしまった印象もある。

 そんな明菜の「完全復活」は、まだまだイバラの道であることは間違いない。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
打てないドロ沼!西武ライオンズ「外国人が役立たず」「低打率の源田壮亮が中心」「若手伸びず」の三重苦
5
京都「会館」飲食店でついに値上げが始まったのは「他県から来る日本人のせい」