スポーツ

「有馬記念」を大胆予想!スポーツ紙“エース記者”が万券座談会!(1)

20150101_08nn

水戸 ファン投票は、ゴールドシップが1位に選ばれたな。

椎名 ゴールド‥‥年の瀬はみんな、お金が欲しいんですよ。

漆山 ハハハハ。それに日本人は芦毛の馬が好きですからね。オグリキャップがそうだったように。

椎名 有馬記念は世相を表すとも言われていて、12年の漢字「金」の時は、ゴールドシップが勝ちました。

水戸 今年の漢字は「税」か。そんな馬いるのかよ。

椎名 だから今年は“流行語”に注目してるんです。

水戸 まあ、椎名の注目馬はおいおい聞くとして、まず、ゴールドシップは凱旋門賞以来になるけど、2人はどう評価してる? 間隔をあけたのはいいし、中山は向いてるが、私は雨が降った時だけ出番があるんじゃないかと見てるんだが。

椎名 この馬は気分しだいのところがありますから。ただ、岩田騎手とは手が合いそうですよね。3月の阪神大賞典で勝ってますし。

漆山 あの時は、ほんとピッタリ折り合いがついて、強い競馬でしたね。

水戸 血統から言えば、日本の古い血脈から来てる馬なんだが、その血統からGI馬は出ていない。それなのにGI5勝だろ。まるでお化けみたいな馬だよな。

椎名 お化けというより妖怪ですね。“妖怪ウォッチ”的な。

漆山 ハハハハ、強引。

水戸 でも、仮にこの馬が勝つとしたら、今年はレベルが低いってことになるぞ。去年はオルフェーヴルに子供扱いされたんだから。

椎名 顔ぶれは派手ですが、本当に強い馬はいないような。人気薄でもつけいる隙はあるでしょう。

漆山 僕は、凡走は考えられないんですよね。時計のかかる今の中山なら、馬券に絡んでもおかしくない。

水戸 そうか? だってよ、エピファネイアがJCのレースを再現したら、みんな降参するしかないだろ。積極的に行かせれば、よさが出るタイプなんだろうからな。

漆山 ただ、JCは前と横にしっかり馬を置いていたから何とか我慢できた気がしないでもない。外枠でも入れば、ポーンと行ってしまう可能性もありそう。

椎名 枠順はマー君(田中将大)と松山康久元調教師がくじ引きするドラフトしだいですが、父シンボリクリスエスは02年、03年にここを連覇しています。特に03年は2着に9馬身差をつける圧勝劇。府中より中山のほうが合うでしょうね。

漆山 去年の菊花賞(1着)が不良馬場、JCの時も少し水分を含んでいましたから、そういう馬場だとギリギリのところで我慢できるのかもしれませんね。データを調べても、有馬は4歳馬がいちばん成績いいですし。

水戸 だから、まずはエピファを負かす馬がいるかどうかを考えるしかないんだよな、今回の有馬は。

椎名 ただ、騎手が乗り替わるっていうのがね。川田騎手は他に乗り馬がいるのに、それを捨ててエピファを選択したっていうのが。

水戸 実際走るのは馬だから。JCの出来をキープしてきたら、やっぱり怖い。

椎名 水戸さん的には“ありのまま”の走りを見せてほしいと(笑)。

水戸 バカなこと言ってんじゃないよ。

◆プロフィール 水戸正晴 サンケイスポーツ記者。週刊アサヒ芸能「万券を生む血統論」を連載する大穴党。狙うはどのレースでも1年に1度は手にしてきた帯封(100万円)。この有馬記念で実現する!?

◆プロフィール 椎名竜大 スポーツ報知記者。10年に穴党に転じた直後のスプリンターズSで35万馬券を的中し、一気にブレイク。カラオケ党でもあり、他人のマイクを奪ってブレイクすることも。

◆プロフィール 漆山貴禎 夕刊フジ記者。東京大学文学部卒。競馬記者歴は9年。予想スタンスは実績とデータ重視。今年のGIでは、3歳牡牝3冠の6戦全てを的中させるという快挙を演じている。

◆アサヒ芸能12/22発売(1/1・8年末年始合併特大号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」