社会

歌舞伎町・悪質ホストついに「営業取り消し処分」で被害女性の「復讐リベンジ」が始まる

 昨年から社会問題になっている「悪質ホスト」に絡み、ついに営業許可取り消し処分が下された。東京・歌舞伎町にあるホストクラブ「LOVE」で働いていたホストが、売掛金の返済を目的として女性に体を売らせたとして、東京都公安委員会は風営法に基づいて、同店の営業許可を取り消す決定を下したのだ。

 このホストは昨年1月、20代の女性客に対して約1000万円の売掛金を要求し、女性を特殊浴場で働かせた売春防止法違反の疑いで逮捕されていた。こうした売掛金問題を理由とする営業許可の取り消し処分は、都内で初めての事例となる。これに対し、

「今後は悪質ホストの被害に遭った女性客の、リベンジが始まるかもしれない」

 と語るのは、ホストクラブ事情に詳しい関係者だ。

「これまで女性客が悪質ホストの被害に遭っても、相談する場所がなかなかありませんでした。そのため、女性客は掲示板などにホストとのLINEのやりとりを晒すしか、方法がなかった。でもこれからは、売春を強要されるなどの被害を受けた場合、警視庁に相談する選択肢がクローズアップされることに」

 悪質ホストに関する相談は、各都道府県の女性相談支援センターで受け付けており、相談内容に応じて消費生活センターや法テラス、都道府県警察、ワンストップ支援センターなどの適切な専門機関へと繋ぐ。相談者に寄り添った支援を行うと、厚生労働省は呼びかけている。

「被害に遭った女性客が求めているのは、自分自身への支援よりも、自分を苦しめたホストへの復讐です。これまでは、ホストに対する罰は売春防止法違反での逮捕のみでした。店の営業許可を取り消すことができるとなれば、相談しようと考える女性が増えるのではないでしょうか」(前出・関係者)

 女性の復讐心が募れば今後、営業許可が取り消されるホストクラブはさらに増えていくかもしれない。

カテゴリー: 社会   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
4
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
5
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感