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記事全文を読む→テコンドー協会会長が「殺し屋を差し向けられ、腹と腕を撃たれた」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
ボクシングの「男・山根」騒動がようやく収まったと思ったら、今度は体操トップの「塚原ファミリー」事件が勃発。そんな最中にパンチパーマに鋭い眼光、スポーツの爽やかなイメージとは真逆のキャラクターで登場し、話題をさらったのが、全日本テコンドー協会の金原昇会長だった。
金原氏がスポットが浴びるきっかけとなったのは、2019年9月に起きた、テコンドー選手の合宿ボイコット。男子80キロ級で全日本選手権を8連覇した江畑秀範らによる告発が行われた。
それによると、選手は毎月1回開かれる数万円から10万円の費用がかかる強化合宿に強制参加を迫られるが、11人いる強化スタッフのうち、テコンドー経験者は4人のみ。指導レべルが著しく低く、合宿自体が不毛だという。さらに協会が受ける助成金の使われ方が明確でないなどとして、選手28人のうち26選手が合宿への不参加を表明したのである。スポーツ紙記者が振り返る。
「金原氏は2008年から会長の座に就くも、テコンドー経験はゼロ。長野県松本市で金融業や飲食業、不動産業を営む会社の代表が本業で、1990年に長野テコンドー協会理事長に就任した。その後、2005年に全日本テコンドー常任理事を経て、会長となったという経歴の持ち主です」
合宿ボイコット騒動の最中、さらなるスキャンダルが持ち上がる。金原氏が金融業ほか、韓国クラブやフィリピンパブといった飲食店経営を展開する中、「その筋」に睨まれ、拳銃で襲撃を受けた、という記事が掲載されたのだ。
2019年10月8日、全日本テコンドー協会の理事会後に行われた記者会見では、ボイコット騒動そっちのけで、この件に質問が集中。すると金原氏は、松本市の飲食店組合が設立した暴力団を追放する組合のトップだった人物からの申述書を添付した書面を報道陣に配った上で、次のように釈明。
「確かに撃たれました。お腹と腕です。30年前です。状況からして、松本市のいずれかの暴力団から雇われた、いわゆるヒットマンであったということは間違いない。ただ、傷はね、やはり神様が助けてくれた。腕は血管、筋肉、骨、全てに当たっていない。お腹はその頃、そんなに出ているわけではないので、かすってヤケド程度」
あっさり認めると、
「(当時は)暴力団関係が羽ばたいている時期で、私の知り合いがみかじめ料を取られて、警察の指導を仰いで暴力団追放運動をしようと、組合を作った。その中に私もいた」
反社会的勢力との関わりを、改めて否定したのだった。
昔のこととはいえ、こともなげに「殺し屋を差し向けられた」と語る金原氏に、騒動は収まるどころか、さらに広がりを見せる。
12月26日、再び都内で正会員総会を開いた協会は急転直下、金原氏の会長職辞任を発表することになる。辞任を決断した心境を聞かれ、
「すがすがしい。肩の力が抜けた」
と語った金原氏だが、騒動の表面化で、協会のスポンサーが相次いで撤退。さらにJOCから早期解決を迫られる中での、苦渋の決断だったとの噂が流れたが、真相はどうなのか…。
(山川敦司)
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