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【相談】
京都市内在住です。毎日あふれるほどの外国人観光客に辟易しています。今までは観光地の店と地元民が利用する店との棲み分けができていましたが、最近は地元民しか訪れないスポットも観光客がウロウロしています。バスも地下鉄も混雑、キャリーバッグの観光客が幅を取り、大迷惑です。地価も上がり、近所の住民も引っ越す人が増えました。インバウンド業界はいい思いをしているのでしょうが、関係ない地元民にとっては大迷惑。このインバウンドはいつまで続くのか。迷惑な外国人観光客の解決策や、観光地における地元民の逃げ道を教えてください。(35歳・会社員)
【回答】
率直に言って、あなたは外国人観光客を嫌う気持ちが強すぎるように思います。それは相談文の「ウロウロ」という言葉からも感じられます。ウロウロは邪魔者に使う言葉ですから。
もちろん、辟易しているのですから、その気持ちが出るのは仕方ありませんが、もう少し優しい気持ちを持ってはいかがでしょうか。
自分の都合や快適さを中心に考えると、たいていのことは不満に感じます。例えば、大きな道路や商業施設、小学校や保育園の建設。これは待ち望んでいる人にとっては、どれもたいへん喜ばしいものですが、そうでなければ迷惑に感じる人も多い。以前、保育園を作ろうとしたら、近隣住民が「うるさくなるから嫌だ」と反対し、騒動になったことがありますが、逆に「子供の声は町の雰囲気を明るくするから賛成」という人もいました。要は受け取り方しだいなのです。
日本は、03年に「観光立国宣言」をしました。それから20年、官民が一体となって協力した結果、昨年の訪日外国人旅行者数は約2500万人に、03年の約520万人と比べると、その数は約5倍になったことになります。
日本がなぜ観光立国を目指したかと言えば、国益に他なりません。観光業を活性化させ、国内外から観光客を呼び込むことで、消費を促し、雇用を生み出す。特色ある日本の自然や文化を海外に向けてアピールすることは、当面の利益だけでなく、将来にわたって財産になっていきます。あなたは「関係ない地元民には大迷惑」と書かれていますが、国益ですから基本的に関係のない人はいないのです。
実は私も人が大勢集まる、観光名所の近くに住んでいます。気温が上がる3月頃からは楽器を弾く人がいれば、夜中に騒ぐ酔っ払いもいて、正直言えば「うるさい」と思わないこともありません。しかし、好きで住んでいるのは私ですから「我慢しよう」と思います。
どんなことにもメリットとデメリットは必ず同居します。観光地は多くの人が行きたいと思う魅力的な場所なのです。そんな場所に住めて、毎日観光気分が味わえるなんて、最高だと思いませんか? 私が今の住まいから引っ越さないのもそれが理由です。
あなたもデメリットよりもメリットを見るようにしてみてはいかがでしょうか。
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