スポーツ
Posted on 2024年08月01日 05:59

カズ・井原を使わず…アトランタ五輪で西野朗監督がオーバーエイジ枠を拒否した理由

2024年08月01日 05:59

 パリ五輪サッカー日本代表がイスラエルを破り、3連勝で準決勝進出を決めた。大会前には23歳以上の選手を招集する「オーバーエイジ枠」を使わなかったことで、グループリーグを突破できるのか懸念されたが、サポーターの心配を見事に吹き飛ばした。

 オーバーエイジ枠が導入されたのは、1996年のアトランタ五輪。日本代表はここから8大会連続で五輪に出場しているが、オーバーエイジ枠を使わなかったのは、今回も含めて、アトランタ五輪と北京五輪の3大会だけだ。

 そのアトランタ五輪で指揮を執った西野朗氏が、選手として出場した前園真聖氏のYouTubeチャンネルで、なぜオーバーエイジ枠を使わなかったのか、明らかにした。

「ユースからやってきて成長しているこのメンバーが、アトランタ経由でフランスに行ってワールドカップに出てほしい、っていうのがすごくあったから。メンバーがみんな成長して、加茂周(日本代表監督)さんのところに引き上げてほしい、という強い思いがあった」

 選手を成長させるためにオーバーエイジ枠を使わなかったというのだ。

 しかし、28年ぶりの五輪出場とあって、サッカー協会からオーバーエイジ枠について何か言われなかったのか、と聞かれた西野氏は、

「28年ぶりに五輪に出て、この力で出た、監督がいらないって言っていることに協会は『いや、それでもカズ、井原を使え』とは言わなかった。川淵さんから提案はもちろんあったけど、この世代が次はフランスでやってもらわないと困るんで、成長してもらうためにはこのメンバーでできるだけ(試合をして)経験させたいです、と」

 西野氏の思惑どおり、アトランタ五輪代表からは川口能活や前園真聖、城彰二、中田英寿、松田直樹とA代表で活躍する選手を多く輩出した。

 今五輪のメンバーからも、A代表に呼ばれる選手が出てくるはず。そんな選手たちがサムライブルーをより強くしてくれることに期待したい。

 ただ、カズと井原がいる五輪代表を見てみたかった、というサポーターも少なくなさそうだが…。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク