スポーツ
Posted on 2024年10月04日 17:58

【凱旋門賞】日本馬シンエンペラーは「パワーのいる道悪馬場になっても走る」という根拠

2024年10月04日 17:58

 今週の注目レースはなんといっても、パリのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(GⅠ・芝2400メートル/日本時間10月6日23時20分発走)だ。日本馬は1969年のスピードシンボリを皮切りに、延べ34頭が出走してきたが、いまだ勝利はない。今年もその厚く高い壁を突き崩すべく、一頭の馬がチャレンジする。アイリッシュチャンピオンS(GⅠ)で3着に入ったシンエンペラーだ。

 同馬は2020年の凱旋門賞優勝馬ソットサス(仏)の全弟で、オーナーの藤田晋氏が仏ドーヴィルのセリで3億円で落札した超良血馬。それだけに現地での評価は高く、大手ブックメーカーの前予想では3位になったるほどである。

 この時期のロンシャンは馬場が悪くなることが多く、多くの日本馬が泣かされてきた。今年もどうやらパワーが必要な馬場コンディションとなりそうだ。

 しかし、ソットサスが不良馬場で勝ったこともあり、シンエンペラー陣営は心配していない。どこまでも強気で、頼もしく感じるくらいだ。期待していいだろう。

 外国馬で注目しているのは、アイリッシュチャンピオンSで後方から追い込んで、小差の4着だったロスアンジェルス。その時より距離が400メートル伸びて、さらに末脚が生きてくるはずだ。今回はライアン・ムーアが騎乗するので、ぜひ狙ってみたい。

 さて、日本に目を向ければ、東京では土曜にサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ・芝1600メートル)、日曜には毎日王冠(GⅡ、芝1800メートル)が行われる。京都では日曜に京都大賞典(GⅡ、芝2400メートル)がある。

 サウジアラビアRCは出走7頭で、馬券的な妙味はほとんどない。新潟・芝1600メートルの未勝利戦を1分33秒3の好時計で勝ったアルレッキーノの独り舞台になりそうだ。

 毎日王冠は近5年で3歳馬が4勝している。今年は3頭が出走予定だが、いずれも実績十分なだけに楽しみだ。中でもルメール騎乗のシックスペンスは気性面の成長が著しく、期待が大きい。圧勝したスプリングSと同じ1800メートルなら、秀でた瞬発力で古馬勢を打ち負かすことは十分可能だろう。

 京都大賞典は過去10年で1番人気馬が勝ったのは2回だけ。その他は2着3回、3着3回、着外2回で大崩れはしていないが、勝ち切れてもいない。今年は宝塚記念を勝ったブローザホーンが1番人気になるだろうが、59キロを背負うだけに、取りこぼすことがあるかも。大穴は京都巧者で持ち時計一番の、ジューンアヲニヨシだ。

(兜志郎/競馬ライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク