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記事全文を読む→フジテレビに「球場外トラブル」の嵐!ドジャースに続いて日本シリーズでも「没収騒ぎ」の禍根
日本野球機構(NPB)が日本シリーズの第1、2戦(10月26、27日)でフジテレビの取材パスを没収していたと、毎日新聞が報じた。フジテレビは日本シリーズの第1、2戦を他局が生放送中、放映権を持つMLBワールドシリーズ「ドジャース対ヤンキース」のダイジェスト番組を放送したことが原因とされる。どうやらNPBはこれを「妨害行為」として、ペナルティーを与えた形だ。
今年のフジテレビはトラブル続きだ。今年5月、ドジャース・大谷翔平がロサンゼルスに約12億円の新居を購入した際には、夕方の報道番組「Live News イット!」で自宅の場所を特定できるような空撮映像や自宅前レポート、隣人への突撃インタビューを敢行。ロサンゼルスでは武装した強盗団がセレブ宅を襲撃する事件が相次ぐ中でのいきすぎた報道に、大谷サイドが激怒した。
フジテレビの港浩一社長は7月の定例会見で謝罪したが、大谷夫妻は新婚生活をスタートするはずだった「愛の巣」に戻れず、ホテルでの「放浪生活」を余儀なくされている。
そのフジテレビがワールドシリーズ(WS)の放映権を手にしたのは、まさに「棚ボタ」。地上波の大リーグ中継はNHKと民放局がワールドシリーズとオールスターゲームの放映権を交互に持つが、今年はNHKがオールスター、WSは民放局が放映権を持っていた。民放局の放映権は毎年の持ち回り制で、今年はたまたまフジテレビにその番が回ってきたにすぎない。
ドジャース球団とフジテレビに禍根が残っていても、WS放映権交渉はMLB機構と広告代理店が取り仕切る。日本の大谷ファンやドジャースファンからすると「大谷夫妻から新居を奪ったフジテレビが、なぜワールドシリーズを放送するんだ」という不満と怒りが燻っている。なのに空気を読まず、お祭り騒ぎのフジテレビに、今度は日本のプロ野球が冷や水を浴びせた格好だ。他局の関係者は冷ややかにこう話す。
「日本シリーズの試合がない日に特番を組めばよかった。NPBと他の民放局、スポーツ専門チャンネルに配慮する『ギョーカイの掟』を破った形です。フジテレビの大スポンサーたるソフトバンクにも礼を欠く。毎日新聞の報道はフジテレビに同情的ですが、他局がこの『取材パス剥奪』問題を取り上げることはないでしょうね」
日頃からメジャーリーグ中継を放送するNHKに対し、民放局が「棚ボタ」の持ち回りでメジャーリーグの放送権を得られるのも、日本のプロ野球と野球ファンがあってこそ。日米で「掟破り」をやらかしたフジテレビの野球中継は、これからもトラブルが続くのだろうか。
(那須優子)
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