スポーツ
Posted on 2024年11月21日 09:58

木村和司がラモス瑠偉の肩を抱き「ワシは幸せだ」Jリーグ開幕戦の裏にあった「イイ話」

2024年11月21日 09:58

 1993年のJリーグ開幕によって、日本サッカーは大きく発展した。5月15日に国立競技場で行われたヴェルディ川崎と横浜マリノスの開幕戦には6万人の観客が集まり、新時代の幕開けを予感させた。

 鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルでその試合を回想したのは、元日本代表のラモス瑠偉氏だ。当日のことは全て覚えているとして、こう証言したのだ。

「ピッチに入った時に俺、もう鳥肌が止まらなくて。まさか満員になっているとは思わなかった。3万人ぐらい来てるかなと思っていたぐらい。最高の舞台。相手はマリノス。今日こそ倒してやる。(木村)和司、覚えとけよ、と」

 しかし、試合は1-2で負けてしまう。試合後、ラモス氏が木村和司のところへ行き、「おめでとう」と言うと、

「和司が背中に手を置いて肩を組んで、『カリオカ(ラモス氏の愛称)、ワシは幸せだよ。このピッチに今日立てただけで幸せ』って言ってくれた。私たちはこの日を待っていた。15年近く待っていた。日本リーグの時から、日産と日本のサッカーを引っ張ってきた。あの舞台に立てて幸せだった」

 試合に負けたことは悔しかったが、木村のひと言で楽になった。気持ちを入れ替えて戦いを続け、ヴェルディ川崎はJリーグ初代王者になった。この時のホッとした気持ちをラモス氏は、

「読売クラブが日本リーグの最後の2年間、優勝していた。日本リーグが読売の優勝で終わって、Jリーグがヴェルディの優勝で始まらなかったらあかんぞ、って話をみんなでしていた」

 Jリーグ開幕の裏でそんな苦悩があったとは、驚きである。

(鈴木誠)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク