スポーツ
Posted on 2015年02月26日 09:55

11月引退を決意した天龍源一郎が「革命と反骨39年」を語り尽くす!(2)圓楽師匠との銀座豪遊は青春

2015年02月26日 09:55

20150226e

── そして、87年に天龍革命(レボリューション)をスタートさせてトップに駆け上がりました。

天龍 その前に長州力選手が全日本に来て、好きなことをぶつけ合うというプロレスを仕掛けてきた。そのことで13歳から相撲をやってきた闘争心に火をつけられたんですよ。「これが俺のイメージしていたプロレスだ!」ってハマっちゃったんです。それで長州選手が新日本に戻ったあとにラグビーの世界選抜メンバーにもなった阿修羅・原選手に「源ちゃん、ガンガンやらなきゃプロレスは舐められるよ」って言われて、意気投合してレボリューションですよ。俺も阿修羅もそうだし、(天龍同盟は)冬木弘道、川田利明、小川良成、折原昌夫‥‥みんな斜に構えたひねくれ者の集まりでしたね(苦笑)。

 俺と鶴田選手に付け人がつくことになった時、冬木じゃなくて三沢光晴を指名していたら人生変わっていましたよ(笑)。類は友を呼ぶというか、スポットライト浴びてないでスネているヤツに「頑張れば光が当たるんだよ」っていう気持ちがあったんです。

── 確かに、あの時代はリング上もそうでしたけど、私生活も絶好調でしたよね(笑)。

天龍 青春でしたね。両国中学で同級生だった三遊亭圓楽師匠、圓楽師匠の取り巻きの人たちとの親交が生まれて、それが俺を貪欲にさせてくれましたよ。圓楽師匠に銀座で身銭切って飲めるようになるには年収がどれくらいあればいいのか聞いて「よし、そこまで頑張ってやろう!」って目標みたいなのができました。

 後々、圓楽師匠と圓楽師匠のスポンサー、俺の3人で銀座に行って1軒ずつ受け持てるようになった時に願いがかなったという思いがありましたよ。その時に全日本プロレスの屋台骨を支えるだろう三沢を「頑張ればこうなれるんだよ!」って連れ回したんです。発売されたばかりのアサヒスーパードライの試合後のうまさも忘れられない思い出ですね。リングの中で何があっても悔いはないって覚悟でやっていましたから、その裏返しで試合後にはバカみたいに酒飲んで暴れて、それで俗世に戻れるという感じでした。

── ガンガン闘って、ガンガン飲む毎日でした。

天龍 横綱の輪島大士さんが来たことで一般の人たちが全日本プロレスに興味を示してくれましたけど、その時に同じ相撲出身の石川敬士と「俺たちがガードしてあげなきゃ」って言っていたんです。それを知った輪島さんが高級メロンを届けてくれて、幼稚園生だったウチの娘(天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表)は輪島さんのことを「メロンのオジサン」って呼んでいましたよ(笑)。

 その後、リングで敵対する関係になった時には、相撲の横綱の強さを際立たそうと思ってガンガンやったんだけど、俺の半端ない攻撃のほうが注目されてしまいましたね。

 鶴田選手に真っ向からぶつかっていったのは、彼はみんなが思っているようなイージーな格闘家じゃないということを知らしめたかったんですよ。鶴田選手はガンガン来る天龍を「マジでぶっ潰してやろう!」って思ったでしょうね。ファンにはおもしろかったと思いますよ、俺は生きざまから何から鶴田選手とは全部反対の方向に行きましたから。だから今、ちょっと失敗したかなと(苦笑)。

 彼はちゃんと人生設計を持っていたし、よくレフェリーを通じて「そんなに飲んでばかりいると肝臓を壊すよ」って言ってきたから「やかましい、この野郎!」っていうメッセージを返していました(笑)。

◆聞き手・小佐野景浩

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク