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【荒れる京阪杯】前走を見れば簡単にわかる「確勝ローテーション」を発見

 11月17日のGⅠレース「マイルCS」で1着ソウルラッシュを本命に(11月15日公開の本サイト記事)、3着の10番人気ウインマーベルを穴馬として3番手に指名。「まんまと儲かってしまった」とウハウハ状態なのが、馬券師ライターのT氏だ。ならば馬券ファンとして、今週はその波に乗ってみるのは悪い話ではない。

 今週は東京競馬場でGⅠ「ジャパンカップ」が開催されるが、その悲喜こもごもの直後、普段の最終レースの時間に京都競馬場で行われるスプリントGⅢ「京阪杯」が侮れないと、T氏はニヤリである。

 当然、ジャパンカップの勝敗によってファンのモチベーションは違う。儲かっていればもう一発大勝負、負けていれば「なんとか取り返そう」と、少ない資金で馬券を絞り込み、買い目を探す。T氏は後者の人たちを「応援したい」と、その戦略を明かすのだった。

「改修工事が終わって、昨年から京都競馬場に開催が戻った。これが馬券戦略に大いに役立ちますね」

 2020年から2022年の3年間は、京都競馬場の改修工事のため、阪神競馬場で行われた「京阪杯」だが、過去10年の京都競馬場開催では3連単の平均配当が約54万円と、半端なく荒れた。一方で阪神開催の3年間は、約12万円となっている。

「いや、京都開催は2014年と2017年に100万馬券が出ているせいで平均配当が異様に高くなりましたが、阪神開催も十分に荒れていた。問題はそこじゃない。馬券になる馬のローテーションが、京都と阪神では違うんです。京都開催は簡単。前走も京都で走っていた馬を買えばいいんですから」(T氏)

 確認すると、阪神開催では中山競馬場のスプリントGⅠ「スプリンターズS」や、逆に条件戦からの「上がり馬」が激走していた。ところが京都開催では、

「京都で過去7年間に馬券になった21頭中、13頭が前走で京都の1200か1400を使っている。ここまで顕著なら難しく考えないで、今回も3頭中2頭は京都ローテーションの馬が馬券になると考えた方がいい。しかも1200ではそこそこ好走し、1400ではロクに馬券になっていない馬がほとんど。こんなわかりやすい傾向はないでしょう。まずはそこから本命、対抗を選べばいいわけです」

 同じ1200メートルの好走馬なら当然、この京阪杯へとリンクする。そして外回りの1400メートルでイマイチだった馬が内回りのスピード決戦となって一変する、という図式には確かに頷けるのだ。

「今回、京都ローテの馬は6頭。さらに秋になって充実の5歳以下が圧倒的に強いという傾向を加味すれば、本命はスワンS10着から巻き返すアグリしかいない。4走前には同じ舞台の『シルクロードS』で2着でしたからね。対抗候補は1200メートルのオパールSで勝ち馬から0.1秒差だった、中穴人気のグランテスト。あとは、京阪杯がほとんどの年で後半より前半が速いつばぜり合いの激しいレースということで、前走で馬券になっていない差せる穴馬を探し当てれば、少ない資金で十分に勝てますよ」(T氏)

 マイルCSのお祭り気分が抜けないT氏だが、さらに追及すると、エイシンスポッターを挙げていた。

 はたして2週連続でウハウハとなるか。のるかそるかはアナタ次第だ。

(宮村仁)

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