スポーツ
Posted on 2025年01月15日 05:58

【大相撲初場所】三役候補の王鵬は父・貴闘力と祖父・大鵬のいいところ取り

2025年01月15日 05:58

 既に三役の実力はある――。NHKの解説者からお墨付きをもらったのは、東前頭筆頭の王鵬だ。この初場所も好調で、2日目には小結・若隆景を押し出しで破り、まったく寄せ付けなかった。相撲ライターが言う。

「気迫あふれる取り口です。王鵬の父は元関脇の貴闘力、祖父は大横綱の大鵬ですが、物怖じしない性格で、スケールの大きさといい、2人のいいところが出ている。今場所は綱取りの両大関がクローズアップされていますが、優勝は無理にしても、三賞くらいは取れそうな勢いです」

 祖父の大鵬は「巨人、大鵬、卵焼き」と言われ、日本の高度成長期期の流行語にもなったほどだ。

「子供に人気があるものを挙げた言葉ですが、巨人も大鵬も強かった。勝つのが宿命というか、当たり前だった。逆に言えば、双方ともに血を吐くようなトレーニング、稽古をしていたということです」(前出・相撲ライター)

 毎日、四股を500回踏み、名だたる大関、横綱を並べてひとりで相撲を取り、負けなかったと言われる。相撲ライターが続ける。

「大鵬には、連勝がストップした苦い思い出がある。1969年の春場所です。戸田の押しに後退したものの、回り込んで土俵際、突き落とした。戸田の足は、蛇の目の砂を大きくはねました。大鵬はというと、正面に落ちていった。行司は大鵬の有利とみて、軍配を上げたんです。当時はまだビデオが導入されておらず、控えの高鉄山も戸田の足が出たと主張したのですが、5人の審判が行司軍配を覆したんです。この取り組みは世紀の誤審と言われ、連勝は45でストップした。大鵬は翌日から連勝するのですが、よほど連勝ストップがこたえたのか、その後に休場してしまいます」

 誤審がなければ休場はなく、どこまで連勝が続いたかわからない。それほどの大記録だった。

 今場所の王鵬は、そんな祖父に迫ろうとする勢いがある、ということだろう。

(蓮見茂)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月12日 14:30

    巨人がセ・パ交流戦15試合消化時点で9勝4敗2分と、白星を積み重ねている。パ・リーグ球団がセ・リーグ勢を圧倒する交流戦で、巨人はセで唯一、大きく勝ち越している。阿部慎之助前監督から引き継いだ橋上秀樹監督代行の、調子がいい選手をとにかく使うス...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月16日 11:00

    まさにハチの巣をつついたような騒ぎになっている。昨年までロッテ監督だった吉井理人氏が、楽天の新監督に就任することが決まったからだ。混迷を極める楽天らしい、シーズン途中という異例のタイミングである。そんな中、楽天は6月17日の午前中に仙台市内...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月19日 07:00

    阿部慎之助前監督が去った巨人は、橋上秀樹代行体制で臨んだセ・パ交流戦に、セ・リーグ球団で唯一、勝ち越した。6月19日からはリーグ戦の再開となるが、ここに元巨人1軍打撃チーフコーチが爆弾を投下した。野球解説者・愛甲猛氏のYouTubeチャンネ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク