スポーツ

トレバー・バウアー「DeNA電撃復帰」高額年俸でも迎え入れたい「ハイテク配球術」と「科学的投法」

 まさに電撃復帰である。2020年にメジャーリーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた超大物、トレバー・バウアー投手が2季ぶりにDeNAに復帰することになった。

 2023年限りでDeNAを退団し、昨年3月にメキシカンリーグ入りしてからも、DeNAの萩原龍大チーム統括本部長らが定期的にバウアーの代理人に連絡を入れ、ラブコールを送り続けてきた。粘り腰の交渉が結実した形だ。なぜそこまでバウアーに執着してきたのか。球界関係者が解説する。

「過去の女性スキャンダルや自己中心的な言動がクローズアップされますが、野球に対して研究熱心で、最新の技術やテクノロジー、戦術、配球術に精通しています。今永昇太はバウアーからマインドやスキルを吸収して成長し、カブスへの移籍につなげました。若い投手陣が学ぶことは多く、バウアーには生きた手本、伝道師としての役割も期待されている。球団フロントが高額年俸を払ってでも再度、迎え入れたい理由はそこにあるのです」

 もちろん、実力は折り紙つきである。メジャーでは2015年から4年連続で2桁勝利をマークして、通算83勝。DeNAに所属した2023年は19試合の登板で10勝4敗と牽引した。昨年は投低打高のメキシカンリーグで10勝0敗、防御率2.48。年間最優秀投手に選出された。

「2023年の在籍時はデータの活用法をベイスターズのアナリストに開示し、アドバイスしていました。自費購入したハイスピードカメラをブルペンに置き、科学的な知見からスライダーやスプリットの変化量を分析。日本の公式球には早い段階でアジャストしました」(前出・球界関係者)

 昨年はセ・リーグ3位からCS、日本シリーズを勝ち進み、26年ぶりの日本一となったDeNA。今年はバウアーの力で27年ぶりのリーグ優勝と、2年連続の日本一を狙うことになる。

(佐藤実)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策