スポーツ
Posted on 2025年02月02日 05:58

大型補強よりいい!日本ハム「本拠地を人工芝に張り替え」が絶大効果で「9年ぶりV」が現実的に

2025年02月02日 05:58

 昨シーズンは6年ぶりに勝率5割の壁を突破し、リーグ2位に躍進した日本ハム。今季は栗山英樹政権下の2016年以来、9年ぶりの優勝が現実味を帯びてきた。

 今オフは台湾MVPの林睿煬、現役ドラフトでソフトバンクから吉田賢吾、そして中日からFA移籍の福谷浩司が加入。特に先発と中継ぎの両方で実績がある福谷は、大きな戦力となる。

 いや、一番の補強は選手ではなく「人工芝」ではないだろうか。これまで本拠地エスコンフィールドの内野は天然芝だったが、ついに今季から人工芝に変更となる。

 エスコンフィールド初年度の2023年、日本ハムは12球団ワーストの94失策を記録。うち本拠地でのものが45もあった。昨年は75と減らしたものの、ソフトバンクの53と比べるとすこぶる多く、守備力改善が緊急課題であることは明らかだ。

 日本ハムの失策が突出しているのは、なにも選手の守備力が劣っているからではない。エスコンフィールドの内野グラウンドは、北海道の寒さにも対応できる芽が長い天然洋芝が使用されており、硬いアンツーカーと相まって、一見なんでもないゴロが突然イレギュラーするなど、バウンドが合わせにくい球場なのだ。事実、遊撃手・水野達稀の12失策、三塁手・郡司裕也の11失策は、チームの足かせになっているといっていい。

 一般的に人工芝より天然芝がもてはやされるが、エスコンフィールドの場合、スプリンクラーでの水撒きでベンチ付近は蒸した芝の香りが漂い、またガラス面から遠いため、太陽光を浴びさせるためにはどうしても毛足を長くせざるをえない。結果として、芝とアンツーカーの境目でイレギュラーが頻発することになる。

 昨シーズンの失策数が減少したのは、芝の面積を減らしたり、短く刈り込んだことが原因といわれている。人工芝に変更となれば、守備率はさらにアップするだろう。

 日本ハムにとって人工芝への張り替えは、大枚をはたいての大型補強よりも効果があるというわけだ。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク