663日ぶりに二刀流復帰したドジャース・大谷翔平の次回登板は、日本時間6月23日午前5時10分開始のナショナルズ戦(ドジャースタジアム)である。
6月17日のパドレス戦には1番・投手兼DHで出場したが、1イニング限定のオープナー。28球、2安打1失点、最速161キロだった。ナショナルズ戦は投手復帰2度目の先発で、中5日となる。
ドジャースでは佐々木朗希やタイラー・グラスノー、ブレイク・スネルら投手陣に負傷者が多いが、
「復帰のピッチを早めるのは厳禁だと、大谷とトレーナー、コーチ、監督の間で認識を共有しています。パドレス戦は予定よりストレートのスピードが出過ぎたため、しばらくは力をセーブするように、との指令が下りました」(メジャー関係者)
次戦は2イニング、40球ほどが予定されているが、球速を150キロ台に抑えることになりそうだ。
アメリカでは大谷フィーバーにより、本拠地は再び超満員になる見込みとなっている。現地ではチケット争奪戦が起きており、価格は異常高騰。大谷効果で中継視聴率は上がり、ドジャースタジアムの客入りは30球団No.1だ。日本からの観光客も激増しており、入場料収入はもちろん、日系企業のスポンサーも続々新参入して、球団の収入が莫大に膨れ上がっている。
「ドジャースの資金力は、メジャーリーグの中でトップ。もはや1強となりつつあり、来年、アメリカに渡るとされている村上宗隆(ヤクルト)や戸郷翔征(巨人)、岡本和真(巨人)の獲得資金も十分に確保されています。どこまで戦力が大きくなるのか。サッカーでいえば、2000年代のレアル・マドリードのようなドリームチーム、銀河系軍団になる可能性があります」(現地記者)
今年もワールドシリーズ連覇が期待されているドジャース。大谷効果でどこまで巨大球団になるのだろうか。
(佐藤実)