スポーツ
Posted on 2025年06月26日 09:56

武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈ハヤテノフクノスケは力上位〉

2025年06月26日 09:56

 英国ダービーが行われるのがエプソム競馬場。その開催日が極端に少ないことを耳にしたことがあるはずだ。今年の日程を調べてみると、4月に1日、6月に2日、7月に4日、8月に2日、9月に2日の合計11日。ダービーが開催される競馬場だからなのか、実に大事に使用されていることに驚く。

 函館競馬場の大事にされ方も実はすごい。今年は僅か6週間、12日間の開催なので、もう少しでエプソム競馬場に並ぶところだったのだ。開催しない間は、ひたすら馬場の保全に努めているわけで、いい馬場ができあがる理由がわかる。

 それにしても、今年の芝コースはとてつもない高速コースに仕上がっている。開幕重賞の函館スプリントS(1200メートル)で1分6秒6のレコードが出て、2歳の新馬戦(1000メートル)では79年にハギノトップレディ(のちの桜花賞馬で、宝塚記念や高松宮記念を制したハギノカムイオーの姉)が樹立した57秒2を大きく更新する56秒4という快レコードが飛び出した。

 現地の関係者の声を拾うと「芝の丈はやや短いかな」という程度で、クッションにも不満は感じないという。本当に走りやすいコンディションなのだろう。

 函館記念のレコードも88年にサッカーボーイが打ち立てた1分57秒8という年代物のそれなのだが、ハギノトップレディのレコードが塗り替えられた馬場だけに、今年こそは更新されてしまうのかもしれない。

 しかし、メンバーを見渡すとハイペースで飛ばしそうな馬がいない。デシエルトが出ていれば間違いなくレコードペースだったはずだが、どうやら体調が整わなかったようだ。

 想定メンバーの中ではアウスヴァールか、マコトヴェリーキーがハナに行く候補。ただ、マコトヴェリーキーは2、3番手でも味が出るタイプなので、無理な競り合いはなさそうだ。

 ハヤテノフクノスケも積極的に出そうだ。天皇賞・春では11着にハネ返されたが、このメンバーならむしろ力上位。担当の山吉調教助手は、お父さんがハギノカムイオーを担当していたという縁もある。ハンデも手頃に収まるはずで、本命に期待したい。

 マイネルモーントは、毎年のようにこのレースのゴール前を賑わす、函館出身の丹内の騎乗。連軸ならむしろこちらかも。

 昨年2着のグランディア、勢いあるディマイザキッドのほか、函館で2勝を挙げているキミノナハマリアまで、警戒すべき馬はまだまだいる。

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