スポーツ

2強危うし?プロ野球「最終ペナント大予想」!(4)大谷が投手に専念したら…

20150402e

 一方で伊原氏は、昨シーズン途中まで指揮を執った西武を3位と予想し、こう続けた。

「この戦力で普通に戦えれば3位以内に入りますよ。昨年は一軍と二軍に大きな差があったが、これは危機管理ができなかった私の責任です。主軸の中村剛也(31)と坂田遼(28)を開幕から欠いたため、4番を任せた浅村栄斗(24)や、オリックスに移籍したヘルマン(37)に代わって1番に入った栗山巧(31)に負担がかかりすぎて打線が機能しなかった。しかし、昨季途中から加入したメヒア(29)と中村のホームラン王コンビが健在の今季、打線は計算が立ちますからね」

 その西武との3位争いが予想されるのが日本ハム。伊原氏は大谷翔平(20)の起用法が順位を左右するのではと続ける。

「大谷をピッチャーに専念させたらAクラスでしょう。例えば大谷の上には菅野、マー君、ダルビッシュといった投手がいます。スピード、テクニック、変化球のコントロールで今は負けている。それでも150キロ以上を投げるという生まれ持っての天分がある大谷には彼らを越せる可能性があるんです。ところがバッターとしては、2~3年目のイチローのミート率や松井秀喜の長打力と比較したら話になりませんよ。脚力もそこそこでしょう。投手として超一流に育て上げることでチームは浮上すると思います」

 ロッテや楽天の苦戦を予想する声が多かったが、野村氏はこう締めくくる。

「それでも現段階で予測できないことはいっぱいありますからね。例えばロッテであれば、昨年10勝をあげた新人王・石川歩(26)が18~20勝もするというのは現段階で計算はできませんが、各チームとも新外国人の当たり外れも含めて、そうしたいい意味での不確定要素が飛び出すと、チームに勢いがつくでしょう。3位以内に入れば、それこそロッテは2度の“下克上”を成し遂げていますからね。パ以上にセは巨人以外の5球団に目立った故障者が出ないかぎり、終盤まで“混セ”だと思いますから楽しみですね」

 いよいよ戦いの始まりだ!

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「ちびまる子ちゃん」にとんでもない場面が登場「中居問題」を想起させる「意味深な部屋」
2
渦中のフジテレビよりもデタラメ!相撲界の無秩序ぶりが相変わらずすぎた
3
巨人・田中将大が「もうちょっとうまく料理してくれよ」と注文をつけた大勢の爆笑キャンプ挨拶
4
「ジャングリア沖縄」大型テーマパーク開業前に持ち上がった「3つの大問題」
5
【深海4000メートルの驚異】ありえない場所に存在していた「暗黒酸素」の謎が解き明かされる日