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記事全文を読む→「一気にファンになった!」畠世周が阪神ビールかけで弾けまくる「巨人でくすぶっていた姿ナシ」に虎党が大声援
9月7日夜、西宮市内で行われた阪神のセ・リーグ優勝ビールかけ。誰よりも弾けていたのは、今季現役ドラフトで巨人からやってきた畠世周だ。豪快にビールを浴び仲間と肩を組んで笑う姿に、「一気にファンになった!」と虎党の間で話題になった。
今季は右手中指のコンディション不良で出遅れ、1軍合流は8月末。9月3日のバンテリンドームで中日戦に登板し、5日の甲子園・広島戦では8回に被安打1ながら無失点で切り抜け、本拠地デビューを飾った。さらに6日には7回に登板。先頭打者モンテロに中前打を許したものの、併殺と三振でピンチを断ち、無失点で3年ぶりのホールドを記録した。
畠は2016年ドラフト2位で巨人入り。17年には6勝を挙げたが、その後は度重なる故障に泣き、思うような結果を残せなかった。原辰徳監督のもとでは先発、中継ぎ、敗戦処理やロングリリーフと役割が一定せず、腰を据えて実力を発揮する環境を得られなかった。さらに21年以降は2軍で桑田真澄監督の指導を受け、ストレート主体の投球を模索したものの、従来のスタイルと噛み合わず苦しんだ時期もあった。1軍と2軍を往復する日々が続き、自信を失いかけていた右腕にとって、阪神移籍はまさに再出発のチャンスとなった。
新天地ではリリーフに専念し、与えられた役割を着実に果たしている。藤川球児監督は現役時代、真っすぐ勝負を信条としながらも「投手それぞれが自分の武器を磨くべきだ」と語ってきた。畠もスライダーやフォークを駆使し、迷いなくマウンドに立つ。その巨人でくすぶっていた時代を捨て去った姿は、ビールかけで見せた屈託のない笑顔にも重なった。
しかも畠は強運の持ち主でもある。巨人と阪神の両球団でリーグ優勝を経験し、さらに球団創設90周年という節目のシーズンにも立ち会った。長い苦難を経て浴びる勝利の美酒は、格別の味だったに違いない。
これからクライマックスシリーズ、そして日本シリーズが待ち構える。歓喜の余韻に浸るのは束の間だが、畠がこの勢いを大舞台でも示すことができれば、チームにとって大きな力になる。その姿に、虎党は大きな期待を寄せている。
(ケン高田)
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